空港で借りたら即設定 ソウルに降りたらすぐ使える
おさえた飛行機は大韓航空KE702便、成田空港発ソウル行き。テレコムスクエアは空港のチェックインカウンターのそばにあるので、航空券を発行した足で受けとりに行く。
渡されたルーター「egg」はかなり小さい。本体サイズはiPhoneの画面ほどで、ミニショルダーの小さなポケットにスイッと入った。使い方はルーターの電源を入れるだけ。逆に言うとそれしかできない。iPhoneとMacそれぞれWi-Fiの設定画面をひらき、ネットワーク名とパスを入れて接続の準備をととのえる。もちろん日本でもWi-Fiそのものはオンになるので、空港で設定は済ませられる。
東京の地下鉄も通信環境だけ韓国化してくれないものか
成田空港から仁川国際空港は約2時間で着く。さっそくeggをオンにして、iPhoneに接続する。国際ローミングは速攻でオフにする。ソフトバンクはSKT(SKテレコム)が公式キャリアなので、SMSのときだけ使えばいいのだ。WiBroの速度を計測すると下り5.9Mbpsで普通に速い! 遅延も少なく、マップで現在地をタップするとすぐにピピンと表示された。
「なんてこった、こいつはお肉のメッセンジャーだぜ!」
よく分からないがとにかく興奮してきた記者は、リムジンバスに乗って地下鉄・南大門(ナンデムン)駅へ。移動手段は地下鉄メインの韓国では、驚くことに動いている地下鉄の中でも通信が速い。南大門駅で測定してみると、下り1.4Mbps(地上)に7.6Mbps(地下)で、むしろ地上より地下の方が速かった。東京の地下鉄もこうなってほしい。
速度とは関係ないのだが困ったのがハングルの壁だ。iPhoneのマップは確かに使えたが、表示はハングルだけ。ホルモン屋「麻浦トルコプチャン」をカタカナで検索しても結果はハングル。場所も微妙にズレていることがあり、マップを完璧に信用せず、大体の位置を把握して現地の英字看板を見るのが正解だった。
さんざん迷いまくったあげく、22時をまわってようやくホルモン屋にたどりついた記者がいただいた合法レバ刺しの写真はこちら。なんかグロい。でもプリプリで本当においしい。やっぱりレバ刺しはいい。最高だ。愛してる。抱かれてもいい。