4月10日、日本マイクロソフトは同社の製品や技術を使ったITソリューションのデモスペース「マイクロソフト テクノロジー センター(MTC)」を品川(東京都港区)の本社オフィス30階に開設すると発表した。運用開始は4月11日だ。
MTCはワールドワイドで展開する施設で、欧米やドバイ、インド、中国など世界27都市で稼働中のほか、4拠点をオープン予定。すでに10年以上の歴史を持っており、年間利用者数は6万人以上に及ぶという。
国内では、2009年に大手町(東京都千代田区)に「マイクロソフト大手町テクノロジーセンター」内に開設している。今回開設が発表されたのは、この大手町からの移転によるもので、データセンター機能以外が本社オフィスに統合される。
新しいMTCでは、日本AMDやインテル、デル、日本ヒューレット・パッカードなどの「MTC グローバル テクノロジー パートナー」11社、富士通や日立製作所、NECなどの「MTC パートナー」7社とパートナーシップを結び、各社の機器を配置。エンタープライズ企業の意思決定者からITプロ、デベロッパーまであらゆるIT関係者へ向けて、ブリーフィングやデモンストレーション、ハンズオン、実機検証などを提供するという。
品川のMTCは6つの専用ルームが用意される。3つのハンズオン専用ルーム「MEC(マイクロソフト エクスペリエンス センター)」、多目的に使用可能な2つの「MTCブリーフィングルーム」、そしてテーブル型PC「Surface」やモーションコントローラ「Kinect for Windows」など新しいUX(ユーザー エクスペリエンス)が体感できる「インタラクティブ センター」だ。さらに6月には、MTCの中核になるという7つ目の専用ルーム「エンビジョニング センター」を開設する。
初出時、一部で「MTC」を「TMC」と誤って表記していました。お詫びし、訂正させていただきます。(2011年4月11日)