キヤノンから、デジタル一眼レフカメラ「EOS 5D Mark III」が発表された。3月下旬発売予定で、同社オンラインショップでの予想実売価格は35万8000円(ボディーのみ)となる。
Mark IIIでは35mmフルサイズの約2230万画素CMOSセンサーを搭載。さらに画像処理エンジンは、従来の「DIGIC 4」と比較して約17倍の処理能力を持つ「DIGIC 5+」を採用する。
これにより、高精細で広ダイナミックレンジな画質を表現できるほか、常用ISO感度が最高ISO 25600まで拡大している。さらに、動画撮影時には偽色やモアレの発生を大幅に抑えた、より低ノイズで高画質な映像が得られるという。
また、CMOSセンサーの読み出し速度も向上しており、フル画素撮影時でも最高約6コマ/秒の連写が可能だ。AFセンサーには、同社最上位機種の「EOS-1D X」と同じ総測距点数61点の「61点高密度レティクルAF」を採用する。
背面液晶モニターは3.2型(約104万ドット)で、側面にはCFカードとSDカードが同時に差せるデュアルカードスロットを装備する。
本体サイズは幅152.0(幅)×奥行き76.4×高さ116.4mm、本体のみの重量は約860gとなる。
なお、EOS 5D Mark IIIはボディー単体以外に、望遠ズームレンズが付属する「EOS 5D Mark III・EF24-105L IS U レンズキット」を用意。予想実売価格は45万8000円だ。
