Google、2012年1月実施の検索技術・機能改善リストを公開 - Search Quality Highlights January 2012
2012年02月15日 19時36分更新
記事提供:SEMリサーチ
米Googleは2012年2月3日、前月(2012年1月)に実施した検索品質に関する改善内容を(Search Quality Highlights)を公開した。これは2011年12月から始まったシリーズ。
内容は次の通り。
- 鮮度の高い検索結果の表示:コードネームnftc。2011年11月に発表した検索鮮度改善のアルゴリズムの調整・マイナーアップデート。
- オートコンプリート機能の高速化:検索クエリ入力中の予測を高速化した改善。
- オートコンプリートのスペル修正機能:オートコンプリートで利用されるスペル修正機能の改善。スペル修正の内容を、検索で利用されるものとの一貫性を持つように修正。
- スペル修正後の検索結果表示:ユーザーの誤入力が明らかな場合に、スペル修正後の検索結果を自動的に表示する機能について、正確性を改善するためのマイナーアップデートを実施。
- 希な検索クエリのスペル修正機能:レアな検索クエリでも正しくスペル修正できるよう改善。
- 定期発生イベントページの検出改善:より正しくドキュメントの作成日時を認識することで、特に定期発生イベントについて触れるページを判定し、よりタイムリーな検索結果を表示できるようにした。
- 高品質サイトのアルゴリズム検出改善:より品質の高いサイトを検出するアルゴリズム、通称パンダ・アップデートをリリースしているが、そのコンテンツ品質判定技術とインデクシング及びランキングシステムとの協調性を高めた。
- クロス言語検索の改善:Googleは基本的に画面表示に用いる言語にあわせて各種検索機能が動作するが、異なる言語をまたぐ場合でも正しく関連検索クエリを表示するよう改善した。たとえば、画面表示を英語にしているユーザーがフランス語で検索クエリを入力した場合など。
- Googleサウジアラビアでの英語表示:サウジアラビアのユーザーが言語表示に英語を選択可能に。
- 画像検索のスクロール改善:画像検索で画面を下にスクロールした場合、トップ及びサイドメニュー固定で検索結果のみがスクロールしていた。この動作を変更し、他の検索機能との一貫性を持たせた(=全体がスクロールするよう変更)。
- 画像検索の品質改善:特に高品質なランディングページがより高順位に表示されるよう改善。
- に関連する検索キーワード(Related Searches)の改善:生成される関連検索ワードを改善した。
- ニュース検索の混在表示:ニュース検索を表示すべき検索クエリを決定する一連のアルゴリズムを改善し、リアルタイムなトレンドに反応するようにした。同時にユニバーサル検索における複合表示も調節した。
- PCのパフォーマンスに応じたGoogle Instant の自動停止機能:これまでユーザーのインターネット接続速度が遅いと判定した場合、自動的にGoogle Instantを停止していたが、新たにPCが遅い場合も自動停止する。
- Google Search plus Your World
- ページレイアウトアルゴリズム
- タイトルの自動書き換え
17 search quality highlights: January
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