東京都は1月11日、健康食品を輸入・販売する2事業者に対し、鉄分摂取をうたう健康食品2商品について、不当景品類および不当表示防止法に違反するとし、表示の改善を指示した。
不当表示があったのは「日本ダグラスラボラトリーズ」と「ネイチャーラボ」の2社。
日本ダグラスラボラトリーズは健康食品「Ferro-C」(平成23年2月輸入・販売中止)において、2008年12月以降に輸入・販売した商品について、米国製造元の仕様変更により、原材料に動物性鉄ではなく別の鉄成分が使用されていたが、「動物性鉄」や「ヘム鉄」との表示のまま販売していた。また、2005年7月27日以降に製造された商品については、原材料がローズヒップからL―アスコルビン酸に変更されたが、ローズヒップとの表示のまま販売していた。
健康食品「MVP葉酸+ヘム鉄」(ネイチャーラボへOEM供給)については、2008年4月25日後のある時点以降、製造された商品について、現在状に変更があったが、「ヘム鉄」との表示のまま販売していた。