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2010年通販物販市場、8・7%増の5兆3685億円

2012年01月16日 09時35分更新

記事提供:通販通信

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 富士経済は1月13日、通信販売(通販)の国内市場を調査し、報告書「通販・e-コマースビジネスの実態と今後 2011-2012 市場編」にまとめ、結果を発表した。

 調査結果によると、2010年の物販市場は前年比8.7%増の5兆3685億円となった。通販形態別では、インターネット通販やモバイル通販が利用者層の拡大で成長が続き、両者合わせて物販市場全体の60%超を占めるまでとなった。

 2011年は、東日本大震災の影響を受けて消費マインドが低下したものの、外出を控える消費者が多く通販の利用機会が増えたことや、災害対策商品への需要が高まったことなどを要因に、物販市場は同7.1%増の5兆7492億円になると見込まれる。

 通販形態別では、引き続きインターネット通販やモバイル通販が伸長。モバイル通販は、スマートフォンユーザーの増加に伴って物販市場全体における構成比を高めており、2010年は同30.1%増の4777億円、2011年は同22.3%増の5844億円と大幅な拡大が見込まれる。

 調査対象は、カタログ・テレビ・ラジオ・小売拠点型・インターネット・モバイル通販。調査方法は同社調査員による調査対象企業および関連企業・団体等へのヒアリング調査。調査期間は2011年10月~11月。

 ■「通販・e-コマースビジネスの実態と今後 2011-2012 市場編」   (http://www.group.fuji-keizai.co.jp/press/pdf/120113_12003.pdf

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