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奥進システム、福祉施設向け支援システムの無料モニターを募集

2012年01月11日 09時00分更新

記事提供:ITソーシャルニュース

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インターネットを使ったシステム開発を行う有限会社奥進システム(大阪府大阪市)は施設利用者の支援に必要な情報を職員間で共有するシステム「うぇるサポ」の提供を開始し、3か月間無料でモニターとなる施設の募集を1月5日より行っている。

同社は2011年3月に自閉症・発達障がいの支援に必要な情報をインターネット上で記録し、支援者が共有できるシステム「うぇぶサポ」の提供を開始。同サービスに、障がい者の支援方法の共有や、様子の記録を行えるといった福祉施設向けの機能を追加したサービスが「うぇるサポ」だ。
同社によると福祉施設では、転倒による怪我、薬の間違いなどの事故が少なくないという。事故を予防するには施設職員が、利用者の障がい特性や食事や薬に関する注意点などを把握していることが必要だ。それに加え、障がい者の状態の変化を日々職員同士で共有し連携することが事故防止にも繋がるという。しかし現状では他の業務に忙殺され、情報の伝達が困難になることが事故の一因になっている。その負担を軽減するためにも、「利用者の障がい特性とそれに対する支援方法の共有」、「食事、薬、睡眠など場面による注意点の共有」といった職員間の情報共有を促すことができるシステムが求められている。

同社代表の奥脇さんは「この『うぇるサポ』を使うことで、施設の利用者を助け、支援施設のサービス向上につながると考えています。障がいを持っている人もそうでない人も、同じように「しあわせと思える社会づくり」の一助になりたい。」と語る。

関連サイト
奥進システム http://www.okushin.co.jp
「うぇるサポ」サイト http://www.weal-support.jp
奥進システム 奥脇社長インタビュー記事 http://it.socialnews.jp/note.php?itemid=38
(取材・記事:岸田勇人)

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