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「コンテンツだけを輸出してもダメ」

キャラクタービジネスの成功モデルを探るシンポ開催

2011年12月28日 22時30分更新

文● まつもとあつし

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キャラクターはクールジャパンの「一丁目一番地」

 12月15日、東京大手町で「クリエイティブ・エコノミー研究会 キャラクタービジネス オープンミニシンポジウム」が開催された。これはクールジャパン政策を推進する経済産業省が、実業界の先進的な取り組みや課題を共有し、分野を越えた連携を図るために開催する連続シンポジウムの皮切りとなるものだ。

 本連載でも繰り返し、アニメやそこから派生するキャラクタービジネスの海外展開の難しさを取り上げているが、果たしてどんな議論が交されたのだろうか? その概要を紹介しよう。

 まず、シンポジウムの開始にあたり、経済産業省の三原龍太郎氏から挨拶があった。

 三原氏は、失われた10年に加え、震災が日本の産業・経済を破壊し、その復興が求められるなか、経済産業省はコンテンツ産業に期待と注目を寄せているとし、食やファッションなどもその範疇に含むクールジャパン政策を議論するシンポジウムの第1回テーマに「キャラクタービジネス」を据えた思いを語った。

商務情報政策局 生活文化創造産業課(クリエイティブ産業課)課長補佐/デザイン政策室 室長補佐 三原龍太郎氏。米国における“涼宮ハルヒの憂鬱”の受容の実態を記した『ハルヒ in USA』は、三原氏が米国留学中に著したもの

 さらに、「日本はキャラクター大国。日本にやってきた外国人は空港に到着すると、あらゆる広告にキャラクターが付いていることにまず驚く」というエピソードを披露する一方、「第二第三のポケモンがもっと高い頻度で登場してほしい。また、キャラクターという枠に囚われず、より幅広い業種・業界との連携を図れるようになるべき」と課題も提示。

 そして、「キャラクターはクールジャパンの一丁目一番地。経産省としても官民連携のあり方を探っていきたい」と述べて挨拶を締めくくった。

三原氏は日本のキャラクタービジネス分野について、「キャラクター大国であるにも関わらず、成功パターンの発見や権利関係の複雑さゆえに、その潜在力を生かし切れていない」と語った(当日配付資料より抜粋)


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