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グラント、マンション電子投票の実用化実験を開始

2011年12月15日 18時18分更新

記事提供:ITソーシャルニュース

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グラント(大阪府大阪市)はマンション管理のナイスコミュニティー(横浜市鶴見区)と共同で、スマートフォンなどの携帯電話、パソコンで投票が可能なクラウド型「マンション電子投票サービス」の実用化実験を12月17日に横浜市鶴見区のマンション総会内で行う。

同サービスは今後老朽化や震災の影響でマンションの大規模修繕の増加が予測される中、マンション住人の投票によるトラブルを未然に防ぐために開発された。電子投票のため集計を正確で迅速に行うことができ、総会で人目を気にせずに公平な投票を実現できる。
特殊な操作は不要で入力も簡単にでき、紙による投票も可能なので、操作がわからない高齢者でも利用することができる。クラウド形式のため、システム構築などの負担がなく、費用を抑え、迅速に導入することが可能だ。同社によるとこのようなクラウド型電子投票がマンションで実用化実験されるのは国内初の事例という。
グラント、マンション電子投票の実用化実験を開始


マンションの大規模修繕の実施には、住民によるマンション総会での投票が必要になるが、「反対意見に投票したため近所との関係が悪化した」「反発が怖くて意見を言えない」といった声が少なくない。同社では利便性の高いスマートフォンなどの携帯電話、パソコンを利用し、このような問題を解決するクラウド形式のサービスを開発した。

代表の山崎さんは「当サービスは私がマンションの理事長をしていた際の体験をもとに開発しました。マンション内で良好なコミュニティをつくり、理事会や管理会社の負担軽減につなげたい」と語る。同サービスは現在マンション総会で利用を行う無料モニターを募集している。問い合わせはグラント(06-6242-2555)

関連サイト
マンション電子投票サービス http://www.e-tohyo.com/system-mansyon.html

(取材・記事:岸田勇人)

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