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背面まですっきり美しい、スリムデザインディスプレー

驚きの薄さ! 最薄部9.9mmの23型液晶「Dell S2330MX」 (3/4)

2011年12月19日 12時00分更新

文● 日高 彰

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動きのある映像をスムーズに表示できるフルHDパネル

 最大解像度は1920×1080ドットで、フルHDのコンテンツを全画面表示した際に拡大縮小なし、いわゆる“ドット バイ ドット”の状態で表示できるので、高解像度動画の精細感や迫力をそのままに楽しめる。また、オーバードライブ回路を搭載しており、GTG(グレイtoグレイ)で2ミリ秒という高速応答を実現。直販価格1万7480円(2011年12月19日現在、最新価格はウェブサイトで確認)というお買い得感の高い製品にもかかわらず、動画やゲームなど動きの大きなコンテンツの表示にも十分な性能を有している。

 最大視野角は水平方向が170度、垂直方向が160度。TN方式のパネルなので、正面から極端に外れた方向から画面を見た場合の色変化は避けられないが、色が完全に反転して表示内容が視認できないといったことはない。このため、対面した数名の聴者に対してプレゼンテーション資料を見せるような用途なら十分対応可能だ。また、ノングレアタイプのパネルのため、室内照明などの映り込みが少なく、長時間のウェブブラウジングや事務作業などにも適している。

 インターフェースはDVI-D端子とアナログRGB端子の2系統。DVI-DはHDCPに対応しており、付属のDVI-HDMI変換コネクターを利用して家庭用ゲーム機やAV機器、デジタルカメラなどを接続することが可能だ。

インターフェースはDVI-D端子とアナログRGB端子の2系統

付属のDVI-HDMI変換コネクターを利用して、家庭用ゲーム機やAV機器、デジタルカメラなどを接続できる

 画質調整項目としては、設定画面の中に「色設定」メニューがあり、「標準」「マルチメディア」「ムービー」「ゲーム」「テキスト」「暖色」「寒色」と7種類のプリセットモードが用意されている。特に輝度を高くできる「ムービー」「ゲーム」を選択した場合では、さらに色相と彩度を任意に調整可能なほか、「画面設定」メニューから動的コントラスト機能をオンにできる。また、RGB各色の強さを任意に調節したい場合には色設定から「ユーザーカラー」を選択すれば、各色を0〜100の100段階で調整できる。

Dell S2330MXの設定画面

 なお、今回は出力側を用意できなかったので未検証だが、「色設定」のメニューにはRGB信号とYPbPrの色差信号を切り替える項目も用意されていた。マニュアルによれば、コンポーネント出力を持つDVDプレイヤーなどを接続可能とされている。

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