このページの本文へ

背面まですっきり美しい、スリムデザインディスプレー

驚きの薄さ! 最薄部9.9mmの23型液晶「Dell S2330MX」 (2/4)

2011年12月19日 12時00分更新

文● 日高 彰

  • この記事をはてなブックマークに追加
  • 本文印刷

背面まで考慮された、
空間に溶け込むスリムデザイン

 梱包から製品を取り出してまず驚かされるのが、従来の一般的な液晶ディスプレーに比べて圧倒的に薄い本体の形状だ。ケーブル類を接続するコネクター周辺こそ他の部分より厚みが増しているが、大部分が1cm以下の厚さとなっており、真横から見たときはその存在を忘れてしまうほどだ。

 また、電源供給はコンセント直結ではなくACアダプター経由となっており、これによって発熱が抑えられているのか、本体には通風用スリットなどが一切見当たらない。背面パネルも継ぎ目のない一体形成となっているため、どの方向から見てもスッキリとした印象で、リビングなどの生活空間にも溶け込みやすいデザインとなっている。これなら、ディスプレーの背面側が見える場所に置いてもうるさく感じることはない。

背面側のデザインは非常にスッキリとした印象。継ぎ目などがないため、見ばえがいい

 このため、家庭での利用に加え、店舗などの業務用にも向いているといえる。カウンターをはさんで店員と来店客がとやり取りする場所に設置しても、客側に見える面が美しく、店内の雰囲気を壊さない。BGM代わりのビデオ再生、商品情報や広告を表示するサイネージ用途、もちろんオフィスでの使用にも適しているだろう。

 S2330MXのスタンド部分はディスプレー本体と分離されているため、ユーザーが組み立てる必要があるが、パーツの結合部をはめ込むだけなので工具などは一切不要だ。角度は背面側に21度まで傾けられるだけでなく、手前側にも4度傾けることが可能なので、机上のディスプレーで再生する映画をベッドに寝転がりながら楽しむときにも見やすい。画面を左右に向けるスイーベル(首振り)機能はないが、本体自体が軽量なので、実用上困ることはない印象だ。

手前側に4度、背面側に21度まで傾けられる

ASCII.jpおすすめパック
製品ラインナップ
インテルバナー