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Corsair「Vengeance Gaming」シリーズ

CorsairがMMOとFPSに特化したゲーミングデバイスを発表

2011年11月02日 15時00分更新

文● ASCII.jp編集部 北村

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 11月1日、Corsairが販売代理店のリンクスインターナショナル社内で新製品発表会を開催。ゲーマー向けの「Vengeance Gaming」シリーズのマウス、キーボード、ヘッドセット計7製品を披露した。いずれも11月中旬発売予定だ。

CorsairからScott Thirlwell氏が来日、Corsairのゲーミング市場への取り組みと国内未発売の新製品を発表した

MMO/RTS向けキーボード
Vengeance K90

USB接続のフルキーボード「Vengeance K90」

 Cherryの“赤軸”を採用したMMOゲームやRTSゲーム向けの英語配列キーボード。本体左側に18個のマクロキーを搭載しているのが特徴的で、最大54個のマクロを登録できる。複雑なキー操作や反復操作が多いMMOには必須の機能といえる。
 ゲーミングキーボードだけあって20個のキーの同時押しや、複数のキーを連続で押した時に認識できないキーの発生を防ぐ「アンチゴースト」に完全対応。シャーシはアルミ製でどっしりとした安定感と耐久性を実現している。
 パームレストを含む本体サイズは502(W)×210(D)×27(H)mmで、重量は1390g。キーの押下圧は45gで、ストロークは4mm(2mm押し込めばキーは反応する)。予価は1万2980円。

本体左側に18個のマクロキーを搭載している。3つのバンクを切り替えることで最大54個のマクロを登録可能だ

Cherry製のMX赤軸メカニカルキースイッチを採用。各キーには青色LEDバックライトを装備し、視認性を向上させている

FPS向けキーボード
Vengeance K60

USB接続のフルキーボード「Vengeance K90」

 Cherryの“赤軸”を採用したFPSゲーム向けの英語配列キーボード。FPSでよく使うWASDと1~6のキートップの色を変え、スリップしにくい表面処理を施している。本体左側のリストレスト内には、タイピング用の通常のキートップが収納されている。
 20個のキーの同時押しや、「アンチゴースト」にも対応するなど、その他の機能は前述のK90と変わらない。本体サイズは438(W)×165(D)×27(H)mmで、重量は1240g。予価は1万1980円。

キーはFPSに最適なように傾斜が付けられており、キートップも滑り止め加工が施されている

リストレスト内に、タイピング用の通常のキートップが収納されており、交換することで普通のキーボードとしても使用できる

MMO向けレーザーマウス
Vengeance M90

9つのマクロと6つのプロファイルを登録可能な15ボタンマウス「Vengeance M90」

 ゲーム用に開発されたAvago製のレーザーセンサー「ADNS-9500」を採用するMMO向けUSBマウス。15個ものボタンを搭載し、9個のボタンにマクロを登録可能だ。シャーシはアルミ製で、耐久性の向上はもちろん、重心を下げたことで安定したマウス操作ができるという。
 マウスパッドの端までマウスが来てしまい、マウスを持ち上げてセンターに戻すことはよくあるが、その時にマウスカーソルが予想外の動きをしてしまうことがある。そこでこの製品には、マウスを持ち上げるとセンサーのトラッキングを止めるリフト検知機能を搭載している。ソフトウェアによって検知高さを5段階でカスタマイズできる。
 重量は165gでケーブル長は180cm。予価は6980円となっている。

センサーの解像度は5700dpiで、100dpi単位で調整できる。シャーシはアルミ製だが、重量は165gで、思ったほど重く感じない

本体には48KBのメモリーを内蔵しており、6つのプロファイルを登録可能だ。どのプロファイルを使用中かは本体左側面の青色LEDで確認できる

FPS向けレーザーマウス
Vengeance M60

マウスの感度を変えるスナイパーボタン搭載のFPS向けマウス「Vengeance M60」

 Avago製のレーザーセンサー「ADNS-9500」を採用するFPS向けUSBマウス。最大の特徴は左側面に配置されているスナイパーボタンだ。このボタンを押すと、自動的にスナイパーモードになり(スコープを覗く)、同時に分解能を下げて狙いやすいようにする。マウスの感度が高いと移動時は便利だが、狙撃時など繊細なマウス捌きが必要な場合は敏感すぎて使いにくくなる。それを避けるため、ボタンで2つのdpiを切り替えるというのがこの機能だ。
 あいにくファームウェアが未完成だったため、ボタンを押すたびにdpiが変わるのか、押している間だけ変わるのかはわからなかった。ただdpiを変えるだけでなく、同時にスコープを覗くという動作もしてくれるため(ソフトでボタンの割り当てを変えられるためどのゲームにも対応可能)、FPSのスナイパーには強力な道具になることは間違いない。
  重量160g、ケーブル長180cmで、予価は5980円。

赤いボタンがスナイパーボタン。押すとスナイパーモードに切り替わり、同時にdpiを調整する

着脱可能なおもりで、マウスの重量を4.5~13.5gの間で変えられる

ヘッドセット

7.1/5.1chドルビー対応のUSBヘッドセット「Vengeance 1100」。50mmドライバー搭載で、手元で音量調節できるユニットが付属する。予価は7980円

形状記憶付き大型イヤーパッド搭載の「Vengeance 1300」。50mmドライバー搭載で、PCとはアナログで接続する。予価は5980円

軽量の「Vengeance 1100」。40mmドライバー搭載で、USBとアナログ端子の両対応。予価は3980円

 ボイスチャットを目的としたヘッドセット3種も発表された。スピーカー部の周波数特性は3モデル共通で20~10000Hz。ダイナミックレンジは1500と1300が95dB、1100が94dB。マイクの入力感度は1500と1300が100~10000Hz、1100が200~10000Hzとなっている。

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