富士通ならでは! 付属ソフトが大充実
ESPRIMO DHの主な付属品は、PS/2接続キーボードとUSBマウス、電源ケーブルなど。そのほかのオプションとしては、オフィススイートやセキュリティソフトのプリインストールサービスが用意されている。気になるのは「Microsoft Office Home and Business 2010」で、オプション価格が+2万5000円とかなり安い(プリインストール版では3万円以上が一般的)。ビジネスで使うユーザーなら、ぜひとも選んでおきたい。
プリインストールされているソフトは、写真の管理が行なえる「Corel Digital Studio」や、はがき作成ソフト「筆ぐるめ」など。さらに機能やソフトを簡単に呼び出せる「@メニュー」や、困ったときに参照する「サポートナビ」など、富士通マシンではおなじみの初心者向けソフトが用意されている。
なお、ESPRIMO DHは標準構成価格では7万4800円だが、ウェブモデル限定の「おとく〜ポン」を適用することで15%オフの6万3580円で購入できる(期間限定のキャンペーン価格)。アンケートに答えるだけなので、ぜひとも利用したい。
クアッドコアCore i7+Radeon HD 6570で
Windows 7も3Dゲームもサクサク!
ここでは、ESPRIMO DHシリーズのベンチマーク結果をご覧いただこう。今回試用したマシンのスペックは以下のとおり。
試用機の仕様 | |
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製品名 | 富士通「ESPRIMO DH」 |
CPU | Core i7-2600(3.4GHz/HTテクノロジー、インテル ターボ・ブースト・テクノロジー2.0対応) |
チップセット | HM67 Express |
メインメモリー | 16GB |
HDD容量 | 約2TB(回転速度5400回転) |
光学式ドライブ | BDXL対応Blu-ray Discドライブ(Blu-ray Disc書き込み、スーパーマルチドライブ機能対応) |
グラフィックス機能 | AMD Radeon HD 6570(ビデオメモリー1GB) |
ディスプレー(解像度) | 24型ワイドノングレア液晶(1920×1200ドット) |
OS | Windows 7 Professional SP1(64bit) |
Windows 7の快適さを表わす指針「Windowsエクスペリエンスインデックス」の総合スコアは「5.9」という結果になった。「プライマリーハードディスク」の数値が「5.9」となっていることが原因だが、ストレージがHDDの場合これはほぼ最高値なのだ。さらに高い数値を狙うのであれば、SSDか1万回転の爆速HDDを利用するしかない。
そのほかのスコアを見ても、軒並み高い数値を叩き出している。「プロセッサ」は、最高値「7.9」に対して「7.6」となっており、さすがクアッドコアのCore i7-2600といったところだ。「グラフィックス」および「ゲーム用グラフィックス」は、AMD Radeon HD 6570によってどちらも「6.8」と好結果になっており、Windows 7が快適なうえに、最新3Dゲームを楽しみたいユーザーにもお勧めしやすい性能であると分かる。
パソコンの基本性能を測る「PCMark Vantage」の結果は、「9137」となかなかの好スコアだ。AMD Radeon HD 6570の影響でゲーミングスコアが伸びている。マシンの3D性能を測る「3DMark Vantage」では、パフォーマンスモードで「5425」という結果に。AMD Radeon HD 6570の高い性能が表われているのはもちろんだが、CPUのスコアも「23507」とかなり高い。
「モンスターハンターフロンティアオンラインベンチマークソフト第2弾【絆】」でのベンチマーク結果は、最高解像度の1920×1200ドットで「2442」という結果。快適に遊べる数値(3000以上)にはやや足りないが、解像度を1280×720ドットに落とせば、「4897」とまったくストレスなくプレーできる。この結果からも分かるように、ゲームで遊ぶのであれば、やはりクアッドコアのCore i7-2600+Radeon HD 6570の組み合わせを選びたい。