富士通「ESPRIMO DH」シリーズは、スリムな省スペースタイプのボディに、パワフルなパーツを満載したセパレート型デスクトップである。Sandy Bridge世代のCPUを採用し、BDXL対応Blu-ray Discドライブにも対応。HDD容量は最大2TBと、高いパフォーマンスを誇るハイスペックモデルだ。
しかも、オンラインショップ「富士通 WEB MART」では、さまざまなニーズに合わせてCPUやメモリー、グラフィックス機能を自由にカスタマイズできる。最新ゲームやBlu-rayコンテンツを楽しむのもよし、ハイエンドなビジネスマシンとして使うのもよし。ESPRIMO DHシリーズは、どんな作業でもスマートにこなせる、こだわり派にお勧めしたいデスクトップだ。
スリムで置き場所を選ばない
省スペースタイプの本体
ESPRIMO DHシリーズの本体は、サイズが幅89×奥行き353×高さ341mm(縦置き時、設置台含まず)と非常にコンパクトだ。机の上はもちろん、横置きにすればリビングのサイドボードの上でもジャマにならない。ラグジュアリーブラックの落ち着いたカラーなので、どんな場所にでもマッチするデザインである。
本体前面は、インターフェース類がカバー類で覆われているため、非常にスッキリとしたデザインだ。メモリーカードスロットやUSB端子部分を覆うカバーは取り外しが可能で、よく利用する場合はカバーを付けずに利用してもいいだろう。ただし、とても小さいのでなくさないよう注意したい。
本体背面には、一般的なインターフェース類に加えて、PC本体電源オフ時と待機時にディスプレーに対する電源供給を自動で停止する電源連動「サービスコンセント」を用意している。一般的なデスクトップ機の場合、ディスプレーと本体とでふたつの差し口(プラグソケット)が必要だが、このようにサービスコンセントが用意されていると、それがひとつだけで済むのはうれしい。しかも、サービスコンセントにディスプレーをつないである場合、本体背面のメインスイッチをオフにすることで、待機時の電力をゼロにできる。
オンラインショップ「富士通 WEB MART」限定のESPRIMO DHカスタムメイドモデルの場合、グラフィックス機能にIntel HD Graphics 2000(CPU内蔵)、またはAMD Radeon HD 6570(+1万5000円)を選択可能で、どちらを選んでも映像出力用インターフェースとしてDVI端子とアナログRGB端子を利用できる。AMD Radeon HD 6570を選択した場合のみ、さらにDisplayPort端子×1も利用可能だ。背面左中央部分がカバーで覆われているが、通常はこの部分にある映像出力用端子を利用する。Intel HD Graphics 2000(CPU内蔵)を選択した場合は2台のディスプレーを接続可能だが、AMD Radeon HD 6570を選択した場合は3台までディスプレーを接続できる。ただし、「DisplayPort/DVI-D変換コード」(別売)を使用した場合は、仕様上、複数ディスプレー表示は2台までとなる。