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クレジットカード市場、2010年は10%増の37兆円

2011年10月24日 10時27分更新

記事提供:通販通信

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 矢野経済研究所は10月21日、国内の主要クレジットカード発行会社および加盟店契約会社を対象とした「クレジットカード市場に関する調査」を行い、その結果を発表した。

 調査結果によると、2010年度のクレジットカードショッピング市場規模は、前年度比10.2%増の約37兆円となった。クレジットカード利用の浸透とカード会社各社のカードショッピング強化に向けた取り組みにより、引き続き拡大基調が続いている。一方、キャッシングに関しては、取扱高が大きく減少したことを受けて、残高も減少している。

 また、2010年6月に総量規制が施行されて1年が経過し、カード会社各社の業法対応も一巡しつつあることも分かった。過払い請求の件数も減少傾向になり、カード会社各社は、攻めの姿勢へと転じつつある。

 2011年以降の市場規模は、クレジットカードの利用領域の拡大やEC市場の拡大を背景に、2013年度まで前年度比6~8%程度の成長率で推移すると予測した。

 調査期間は2011年7月~9月。調査方法は直接面談、電話・e-mailによるヒアリング。

 ■「クレジットカード市場調査」(http://www.yano.co.jp/press/press.php/000859

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