iPhone 4Sである。10月7日に予約を入れ、発売初日に手に入れたのである。もはや毎年の恒例行事。
今更付け加えることもないけど、800万画素の裏面照射型CMOSセンサーにF2.4のレンズを使ったカメラ機能がウリで、そりゃまあ、日本には1300万画素モデルもあるし、新たに搭載された顔検出AFも日本ではとっくに当たり前の機能ではあるんだけどね。
では早速コイツを持って外に出よう。
iPhone 4Sは(というか、iOS5は)スリープ時、あるいはロック画面でホームボタンを2度押しすると、画面にカメラアイコンが現れるようになった。これをタップするとすぐカメラが起動する。これは迅速でありがたい。
今までは「あ、猫だ」と思っても、スリープから復帰してパスコードを入力し、ホーム画面にいって、そこからカメラを起動しなきゃいけなかったから、どうしてもタイムラグがあったのだ。
今はホームボタン2度押しで済む。さくっとカメラを起動してくつろいでいる猫の真ん前にいって、パシャリ。
周辺部はちょっとブレているし、隣を別の猫が邪魔しにくるしでなかなか大変だったのだが、鼻に注目。一滴だけ鼻水が垂れててなんか可愛いのである。
iPhoneのカメラは原則としてシンプルで、機能は最小限、それこそ、ISO感度もホワイトバランスもオートのみで、夜景モードみたいなのもない。でもひとつだけ特徴的な機能がある。「HDR」である。露出を変えながら3枚連写して合成することで、ダイナミックレンジの広い写真を撮ってくれるというものだ。
iPhone 4でこれを使うと、CPUパワーが足りないので5秒ほど待たされたが、iPhone 4Sではそれが3秒ほどに短縮された。しかも、HDRしてない写真と両方記録してくれるので、あとで見直して気に入った方だけ使えばいい。
これはHDRオンの方がうまく行った例。
結局天候に恵まれず、あまり楽しい猫写真は撮れずに退散。こうなったら「かふか」と「大五郎」だ。

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