Windows 7を導入したい欲がムクムクとわき上がってきたら、それとともにパソコンを新調したり、周辺機器も追加したりしてしまいたくなるのが人情だ。そこで特集3回目では、Windows 7の導入と一緒に導入したいハードウェアについて触れていこう。今までXPを使い続けてきたことで、抑えつけていた物欲を一気に放とうではないか!
なお本特集の第1回でも触れたように、Windows 7を使うだけなら、パソコン自体はそれほど高スペックのハードウェアを必要としない。
- 1GHz以上の32bitプロセッサーまたは64bitプロセッサー
- 1GB(32bit版)/2GB(64bit版)以上のメモリー
- 16GB(32bit版)/20GB(64bit版)の空き容量のあるディスク領域
- Windows Display Driver Model(WDDM)1.0以上のドライバーを搭載したDirectX 9対応グラフィックプロセッサー
すでにこれを超えるスペックのパソコンを所有している人も多いだろうし、特に無理な投資をしなくても、要件を満たすパソコンを調達することは難しくない。そこで今回はWindows 7搭載マシンをより快適・便利にするパーツや周辺機器を取り上げたい。
SSDで爆速ドライブ体験
Windows 7で正式サポートされたハードウェアのひとつに、SSDがある(関連記事)。HDDよりも高速なストレージとして、ここ1~2年で一気にブレイクしたストレージデバイスだ。一部のノートパソコンではデフォルトのストレージとして搭載されている。
自作のデスクトップパソコンに導入するのであれば、SSDはHDDと同じSATAインターフェースを採用しているので、普通にSATAケーブルで接続すればOK。しかしWindows 7導入以前では、「SSDの寿命を縮めてしまうデフラグは実行しちゃいけない、OSの自動デフラグなんてもってのほか!」とか、「書き込み頻度を抑えるためにページファイルは0にするべき!」とか、いろいろと気を遣うところが多くて導入をためらうこともあったかもしれない。
しかしWindows 7ではSSDが正式サポートされたので、それこそHDD同様にSSDを接続して、さくっと運用できる。特に設定を変更することなく、HDDと同様に扱ってかまわない。
64GB未満の小容量なSSDなら、店頭価格が1万円を切ることも少なくないから、まずはWindows 7をインストールするドライブに、そういった小容量・低価格なSSDを選択。そして各種データ保存用に、大型HDDを搭載するというような構成を検討すると安価で快適な環境を作れるだろう。
もう少し性能面でこだわりたいなら、SSDの導入とともにWindows 7のソフトウェアRAIDに挑戦してみるという手もある。RAID 0ならWindows 7のすべてのエディションで対応しているし、RAID 1はProfessional、Ultimateエディションで対応している。同サイズのSSDを購入してみて、より爆速なストレージを体験するのもいいかもしれない。
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