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Amazon、Android版カラーKindle発売 日本からは購入不可

2011年09月29日 04時00分更新

文● ASCII.jp編集部

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 Amazon.comは、Androidベースのタブレット型端末「Kindle Fire」を発表した。サイト上では予約受付を開始しており、価格は199ドル。11月15日からデリバリーするとしている。

3種類のKindleが登場。注目はやはりAndroidベースの「Kindle Fire」

 Kindle Fireはマルチタッチ対応の7型IPS液晶を搭載。画面解像度は600×1024ドット。本体サイズは129×190×11.4mmで、重量は413g。内蔵ストレージは8GB。読書用途では8時間、ビデオ再生では7.5時間のバッテリー駆動が可能であるとしている(無線未使用時)。なお、Kindle Fireは無線LANモデルのみ。

 Kindle専用の電子書籍フォーマットであるAZWのほかにも、TXT、PDF、DOC、JPEG、PNG、MP3、AAC(DRMレス)、MP4などの各種ファイルフォーマットに対応。同社のクラウドサービスである「Amazon Cloud Drive」を通じての再生が可能。

 また「Amazon Silk」と呼ばれるFlashにも対応した独自のウェブブラウザーのほか、「Amazon Appstore for Android」を通じてアプリの追加が可能で、メールなどへの対応がうたわれている。

 残念なのは日本への発送が不可能である点。あらためて正式なKindleの日本上陸に期待したいところだ。

Amazon.com上からは日本へは発送してくれないようだ

従来型Kindleも軽量化されて新登場

 また従来からのE Ink(電子ペーパー)搭載タイプについても新製品が発表されている。Kindleといえばキーボード付きのイメージが強かったが、キーボードレスでタッチ操作対応の「Kindle Touch」、十字キーと4つのボタンが付く新型の「Kindle」が登場した。

 Kindle Touchには3G+無線LAN対応タイプと無線LANオンリーの2モデルがあり、前者は149ドル、後者は99ドル。「Kindle」は無線LANモデルのみで79ドル。ただし、これはいずれも広告付きの「Kindle with Special Offers」というタイプの価格で、広告レスを選択すると、それぞれ189ドル、139ドル、109ドルになる。

最もシンプルな無印「Kindle」。広告付きであれば79ドルだ

 いずれも6型ディスプレーを搭載するのは、従来の第3世代Kindleと同じ(Kindle Keyboardとして継続販売)。最もベーシックなKindleは114×166×8.7mmと一層コンパクト(従来のKindleは123×190×8.5mm)、かつ軽量化された(170g。従来モデルは241g)。その価格とともに電子書籍市場に大きなインパクトを呼ぶのは間違いないだろう。

 なお、日本から購入可能なのは記事執筆時点では「Kindle」を「Kindle with Special Offers」を付けずに注文したケースのみ。ちなみに都内宛の送料は13.98ドルだったので、2011年9月28日時点のレートで合計約9500円。すでに在庫はあり、2~3日以内の到着ということだった。


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