スクウェア・エニックスは5日、同社の人気シリーズ"ドラゴンクエスト”シリーズの誕生25周年となる節目に、最新作のお披露目となる「ドラゴンクエスト 新作発表会」を、都内で開催した。
最新作となる「ドラゴンクエストX 目覚めし五つの種族 オンライン」は、5つの大陸からなる“アストルティア”が舞台のオンラインRPGで、種族も“オーガ”“ウェディ”“エルフ”“ドワーフ”“プクリポ”の5種族が用意されている。シリーズおなじみの“転職”システムも採用する予定で、Xオリジナルの職業も用意するという。また、オンラインらしく、クエストの追加や季節ごとにさまざまなイベントを実施するとのことだ。
戦闘は、スクリーンショットを見た限りでは、従来通りのコマンドバトル形式。エンカウントは、ドラゴンクエストIXで採用していた“シンボルエンカウント”方式を取っていた。
気になる発売日は、2012年を予定しているが、価格などは未定。Wiiでは、インターネット接続環境のほか、USBメモリーが必要になる。必要な容量などは現時点では未定。また、Wii以外に2012年にWii Uでも同作品は発売を予定している。ストーリーなどは共通だが、Wii U版ではグラフィックなどを強化するとのことだ。
開発は、ドラゴンクエストシリーズ初になる社内開発。スタッフは、ゼネラルプロデューサーに堀井雄二氏、キャラクターデザインは鳥山明氏、サウンドはすぎやまこういち氏とおなじみのメンバーが固めている。
友達がいなくてもプレイできるオンラインRPG
オンラインRPGということで敷居が高くなりすぎないように、ほかのプレイヤーとパーティーを組んで冒険することもできるし、NPCを仲間に加えて従来のように進めていくこともできるそうだ。
NPCとパーティーを組める点については、登壇した堀井雄二氏は「パーティーを組む仲間が本当の人間だと気を使う人もいる。1人でプレイした人は、従来のようにNPCと冒険をすることもできる」と、マルチプレイもソロプレイも可能という点を説明した。
発表会の最後には、任天堂代表取締役社長の岩田 聡氏が登壇。岩田社長は「ドラゴンクエストIXは、“すれちがい通信”で新たな遊び方を提案しました。ドラゴンクエストXでは、オンラインRPGにどのような遊び方を提案してくれるのか楽しみにしています」と、コメントした。
近日中にベータテスターを募集するとのアナウンスもされた。参加したい人は公式サイトを随時チェックしよう。
