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発酵大豆が放射線障害リスクを低減、ニチモウバイオが特許

2011年09月01日 10時24分更新

記事提供:WPJ

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 ニチモウバイオティックスは8月30日、同社が開発した発酵大豆素材であるアグリコン型イソフラボン「AglyMax」と発酵大豆培養物 「ImmuBalance」(旧名:ImmuSoy)が、マウスの骨髄細胞に対し強い増殖活性を与えたことを確認し、幹細胞増強素材として8月5日に特許庁に特許権設定登録(特許第4795618号)したと発表した。

 同社は特許取得にあたり、発酵大豆2素材を投与したマウスに、準致死量の放射線を浴びせ、骨髄に重大な損傷を与えた後、ドナーマウスから移植された造血幹細胞の増殖能を比較する試験を実施した。

 この試験の結果、2素材を投与したマウスは投与してないマウスに比べ、有意に重量・コロニー形成数の増加が認められた。また、病理組織では、赤芽球系細胞巣およびリンバ芽球細胞巣の増加が認められた。

 これらの試験結果は、同2素材の投与が放射線障害リスクを有意に低減することを示唆し、両素材に主たる有効成分であるアグリコン型イソフラボンがある種の増殖因子に作用し強い増殖活性を与えた結果と考えられる。

 なお、元広島大学原爆放射線能医学研究所の伊藤明弘教授らは、味噌あるいは発酵大豆が放射線の成体障害からの回復に有効であること、小腸粘膜の基底部に存在する線窩細胞巣の回復実験で証明し、その作用のひとつとしてアグリコン型イソフラボンの存在が重要であることを示唆している。

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