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電子書籍端末「UT-PB1」×電子書籍ストア「Raboo」リリース

楽天×パナが電子書籍で選んだ2つの“伝統”

2011年08月10日 21時45分更新

文● ASCII.jp編集部

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電子書籍タブレット「UT-PB1」(3万4800円)

 パナソニックが10日、7インチサイズの電子書籍タブレット「UT-PB1」を発売した。公式ストアでの価格は3万4800円。600冊のサンプル書籍を“チラよみ”としてプリインストールし、「積ん読」機能など、実際の読書をイメージしたインターフェースが特徴だ。

 発売と同時に、楽天の電子書籍配信サービス「Raboo」(ラブー)も開始。集英社や新潮社など国内の主要出版社96社が参加し、約1万5000タイトルの電子書籍を販売する。フォーマットはXMDF。秋には.book形式にも対応予定だ。プラットフォームは、ソニーなどが設立した合弁会社ブックリスタのものを採用している。

 UT-PB1はOSにAndroid 2.2を搭載しているが、あくまで読書専用の端末だ。使えるアプリはプリインストールの16種類だけで、シャープ「GALAPAGOS」と違い、Androidマーケットへの接続はあえて不可。机のようなトップページと、本棚のような電子書籍ページ。基本画面をその2つにまとめることで、読書に集中できる環境を作った。いわば伝統的な“書斎”スタイルだ。

トップページは書斎のよう。コルクボードのようなタブを下ろすと楽天おすすめの本が見られる

 端末からあえて省かれた点はもう1つある。パーソナルレコメンドだ。UT-PB1を起動すると、トップページには楽天からのレコメンドが表示されている。特集やフェアなどが並び、ユーザーの読書歴からオススメ本を紹介するコーナーは作っていない。やはり伝統的な“書店”スタイルを活かし、「本との出会い」を作るのがねらいだ。いわゆるパーソナルレコメンドはRabooにいけば見ることができる。

 電子書籍先進国のアメリカでは、電子書籍の販売実績があるところは、紙の書籍もしっかり売っている。楽天ではそれを念頭におき、これまで楽天ブックスで紙の本を売ってきた経験を生かした、書店スタイルを採用したという。

UT-PB1を手に持つとこんな感じ

 また発表に際し、楽天/パナソニック/紀伊國屋書店/ソニーの4社が電子書籍に関して技術レベルで合意したことについても触れられた。4社のいずれかで電子書籍を買えば、共有書庫のように4社いずれのデバイスでも読めるような形をめざす。

 現在、アメリカでは新刊の95%が電子化されている状況。日本でもそんな数値をめざすと考えると、出版社からブックリーダーまで、フォーマットへの対応が急務となる。今後、ePub 3.0など新しい技術が出てきたとき、4社で力をあわせていきたいとしている。

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