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バッテリー駆動時間は最大9時間、鮮やかなカラーで常に持ち運びたい!

AMD「Fusion APU」搭載の11.6型ノート「Dell Inspiron M102z」 (2/3)

2011年07月11日 12時00分更新

文● 高橋 量

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AMDの最新2コアCPU「AMD E-350」搭載
メモリーやHDDは増量したほうがお買い得

 Inspiron M102zの一番の注目ポイントは、なんといってもCPUに使われているデュアルコアプロセッサー、AMD E-350である。CPUとGPU、さらにはノースブリッジの機能まで統合されているにも関わらず、低価格で省電力と注目度は高い。Inspiron M102zに搭載されているE-350は、クロック数が1.6GHzでコア数が2、内蔵グラフィックス機能にはRadeon HD 6310が搭載されいている。チップセットは専用のFusion Controller Hub「AMD A50M」だ。

 メモリーとHDDは、オプションで容量を変更可能だ。メモリーは2GBか4GBを選択可能。OSがWindows 7 Home Premium 64bit版なので、ここはぜひ4GB(+4200円)にしておきたい。HDDは320GBが標準だが、+1575円で500GBに容量を増やせる(価格はすべて2011年7月4日現在)。この価格なら500GBを選択しておいたほうが賢明だろう。回転数は両方とも毎分7200回転で、速度的には申し分ない。

 無線機能はIEEE802.11b/g/nとBluetooth 3.0+HSの標準的な構成。ただこの価格でBluetoothを利用できるのには、お得感を感じる。インターフェース類については、外付け機器用にUSB 2.0×3(うち1基は、電源オフ時にも給電できる「Powershare」仕様のeSATA/USB 2.0コンボ)を用意。映像出力用には、HDMI端子とVGA端子が用意されている。

本体前面はLEDランプだけのシンプルな構成

本体背面にはVGA端子だけが用意されている

左側面は、左から有線LAN端子、HDMI端子、USB端子、7-in-1メディアカードリーダーと並ぶ

右側面には、左からオーディオ端子、電源オフ時にも給電できる「Powershare」仕様のeSATA/USB 2.0コンボ端子、USB 2.0端子、ACコネクターが配置されている

Dellデータセーブオンラインで
重要データをオンラインにバックアップ

 プリインストールされているソフトは非常にシンプルだ。主なところでは、目的に応じてソフトや機能を呼び出せるランチャー「Dell Dock」や、リカバリーメディア作成やHDDのフルバックアップを行なう「Dellデータセーフローカルバックアップ」、無料の音声通話やビデオチャットが行なえる「Skype」などが用意されている。

Inspiron M102zのデスクトップ画面。画面上部にはデル製PCではおなじみのランチャーソフト「Dell Dock」が表示されている

HDDのバックアップを行なう「Dellデータセーフローカルバックアップ

 なかでも注目は、「Dellデータセーブオンライン」だ。このソフトを使えば、書類やメール、写真などの重要なデータをネット上のオンラインストレージにバックアップできる。万が一HDDがクラッシュしても、オンラインにバックアップしているデータは大丈夫というわけだ。無料で利用できるのは1年間までで容量は2GBに制限されているが、注文時に有料でストレージの容量を増やすことができる。

2GBのバックアップ用オンラインストレージを1年間無料で利用できる「Dellデータセーブオンライン」

 注文時のオプションとして、プリインストールソフトを追加することも可能だ。ビジネスにも利用するなら「Microsoft Office Personal 2010」(+2万1000円)か、「Microsoft Office Home and Business 2010」(3万1500円)を利用するといいだろう(2011年7月4日現在)。

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