日本ジュエリー協会は6月24日、同協会が運営する「JJAお客様相談室」に消費者から寄せられた2010年度の相談概要を発表した。
調査によると、2010年度、JJAお客様相談室に届いた全相談件数は373件で、昨年度比9.4%の増加となった。相談内容としては、ジュエリーの素材の表示や説明に関する相談が増加。また、消費者のタンス在庫20兆円と言われる中でリフォーム需要の高まりを背景にリフォーム・買取りに関する相談が急増した。
さらに、ジュエリーのネット販売でのトラブルに関する相談も増加。「ネット販売で、Pt(刻印あり)・ダイヤモンドネックレスと表示してあった商品を購入し、質屋で見てもらったらプラチナでもダイヤでもないと言われた。騙されたが、返品不可と言われた」「Pt100というネット上の説明があったが、これはプラチナ10%のジュエリーをPt100%と消費者に誤認させる表示だと思う」など。
表示や説明以外のトラブルでは、ネット上の画像と実物の違いが在りながら、返品を受け付けないオーダージュエリーの業者に対するクレームが頻発している。