夏ボで情報武装 第3回

世界標準スマートフォンはコンシューマーユーザーでも使いやすい

BlackBerry Bold 9780の操作感は使い出したら戻れない！

凝縮された各種ボタン

　BlackBerry Bold 9780はキーボードやトラックパッド以外にも、複数のボタンが小型ボディーに盛り込まれている。

本体上部にはロックキーとミュートボタンを搭載

　一見するとボタン類がなさそうな本体上部だが、左右の端を浅く押し込める。上部左側にはロックキー、右側にはミュートボタンが配置されている。ロックキーを押下して端末をロックしておけば、ハードウェアキー（の数字キー部分）に触れた場合でも本体がリジュームから復帰することはない。

本体左部。左からヘッドフォン端子、マイクロUSB端子、ボイスコマンドボタン

本体右部。右から音量ボタン、カメラ起動ボタン

　本体の左側にはヘッドフォン端子、USB端子、左サイドキー（カスタマイズ可能）、同じく本体右サイドには、音量キーとカメラ起動ボタン（カスタマイズ可能）がそれぞれ配置されている。いずれも本体を握っていれば容易にアクセスできる位置だが、押下にはそこそこの力が必要となるので、意図しないボタン押下による誤操作が起きづらい。

本体背面。カメラとフォトライトを内蔵

　本体背面には約500万画素のデジタルカメラとLEDフォトライトを搭載。バッテリーカバーには革的な質感の素材が貼られていて、中央にBlackBerryのロゴが配置されている。この背面素材によって、手にしたときに本体がしっくりと手に馴染む。また滑り止め防止にもなっている。

　前モデルのBlackBerry Bold 9700は、ボディのフレームにメッキ素材が用いられており、それはそれで高級感のある印象だったが、「BlackBerry Bold 9780」ではメッキ素材はほとんど用いられておらず、BlackBerryのロゴとトラックパッドの周縁にアクセント的に使われているだけで、ほとんど黒一色のデザインとなっている。

　BlackBerry Bold 9780の外見的特徴はこのような感じだ。続いて搭載ソフトウェアなどについて触れていこう。

小型だが見やすいディスプレー

　前述した通り、BlackBerry Bold 9780のディスプレーは2.4型とお世辞にも大画面とはいえない。しかし480×360ドットの解像度は画面サイズとも相まってそれなりに美麗に見える。このサイズに表示できる情報量としては十分だろう。

ホーム画面。各種要素が凝縮されているが見づらくはない。壁紙は趣味によるだろう

　BlackBerry Bold 9780の搭載OSは「BlackBerry 6 OS」。起動直後のホーム画面には壁紙と画面下に6種のショートカットアイコンが配置される。左から「メール」「テキストメッセージ」「アドレス帳」「ブラウザー」「メディア」「カレンダー」だ。

　ショートカットメニューは、カーソルを動かすことで「すべて」→「お気に入り」→「メディア」→「ダウンロード」→「すべて」→……の順番で切り替えられる。

　またショートカットメニューから下方向へカーソルを動かすと全ショートカットが表示される。

全ショートカット。ホーム画面のショートカットメニューからカーソルを下方向へ移動する