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レッドブルF1マシンが横浜を走行!1万人が熱狂【動画あり】

2011年06月06日 22時03分更新

文● 末岡大祐/ASCII.jp編集部

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歴史的イベント! ストリートでF1カーがデモラン!

 翼を授けてくれることで有名なRed Bull。F1やWRC、エクストリームスポーツなどでよく見かけるRed Bull。ASCII.jp編集部にもエナジーチャージにきてくれたRed Bull。もちろん編集部の自販機でも売ってます、Red Bull。

 そんなエナジー・ドリンクブランドのRed Bullが、東日本大震災復興イベント「Red Bull Energy for Japan」と銘打ち、とんでもないことをやってのけた! それは日本で史上初となる、公道でF1マシンを走らせるというもの。舞台となったのは横浜・元町ショッピングストリート。地元の協同組合元町SS会の協力により、このチャレンジングなイベントが実現したのだ。マシンは過去にレースで使われていた本物のレッドブルのF1カー、ドライバーもレッドブル・レーシングのスクデリーア・トロ・ロッソから現役のセバスチャン・ブエミがステアリングを握るという本格的なものだった。

オープニングセレモニーでは、ブエミ選手を乗せたクルマが元町ショッピングストリートをゆっくり流していたが、折り返し地点でなぜかブエミ選手がクルマを下りてファンにサインをするという、うれしいハプニングが!

林 文子横浜市長と固いシェイクハンドをするブエミ選手。林市長! 来年もこういうイベントをよろしくお願いします! もしくは、みなとみらいGPの実現を!(笑)

ブエミ選手がサインを始めると、そこはパニック状態に! そりゃ、現役F1ドライバーとこの至近距離で触れ合えることってなかなかないからねえ

 この歴史的瞬間を一目見ようと集まったファンはなんと1万人オーバー! この人数は想定外だったようで、当初は走行距離を600メートルで2往復ということだったが、安全上の問題から500メートル1往復に短縮され、F1マシンの展示もなくなってしまった。残念だが、これはモータースポーツの性質上、何よりも安全が優先されるので仕方のないこと。それでも、貴重な1往復をカメラに収めようと、ファンは瞬きすらしないくらいの勢いで元町のストリートを見つめていた。

地面にはタイヤのブラックマークが! この間近な距離で聞くF1エンジンのサウンドは、まさに「耳をつんざく」という表現が相応しい

 今回、司会進行を務めたのはモータースポーツファンにはお馴染みのピエール北川氏。オープニングセレモニーのあとに、いよいよF1マシンに火が入り、甲高いエキゾーストが響き渡る。観客のテンションも最高潮だ。そして、30km/hのスピードでわれわれの目の前を駆け抜けるF1マシン! ホイルスピンをさせながら、道幅4メートルの公道を突き進む! あっという間の出来事だったが、間違いなく日本のモータースポーツ史に残るイベントであった。

6月4日の幕張でのデモラン

6月5日 元町ショッピングストリート


 走行距離などが減ったものの、大きな事故も起こさずに終了した本イベント。モータースポーツの楽しさや迫力が十分に伝わったかと思う。F1でもラリーでも、もちろんSUPER GTでもいいので、次はぜひサーキットに見に行こう!

 最後に、この歴史的イベントのドライバーであるセバスチャン・ブエミ選手のコメントを掲載しよう。

デモランを終えて:セバスチャン・ブエミ

 今回元町ショッピングストリートで走れてとてもうれしいです。イベントのタイトル「Red Bull Energy for Japan」の通りに、皆さんにエナジーを 提供できたらと思い、走りました。

 タイトなスケジュールで今回のイベントを行ないましたが、良い経験ができました。おかげで、カナダでのレースに前向きに取り組めます。日本でショーランをやりたいと思っていたので、横浜に来てとても良かったです。

 次回、日本で皆さまにお会いするのは鈴鹿ですが、私を含めドライバーはみんな鈴鹿が大好きです。また、個人的にも友だちの小林可夢偉選手と鈴鹿で戦えるのを楽しみにしています。


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