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「ワイヤレスジャパン2011」レポート 第4回

2画面スマホ「Echo」など気になるモノをチェック!

2011年05月26日 20時00分更新

文● ASCII.jp編集部

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京セラブースに行列発見。何かと思えば、海外でのみ販売しているAndroid 2.2スマートフォン「Echo」を展示していた。右の写真だけ見ると普通だが……

並ばないと触れない!? 京セラの2画面スマホ「Echo」や
富士通の“Windows 7ケータイ”

 京セラブースでは、米通信キャリアの「Sprint」向けに提供されているAndroid 2.2スマートフォン「Echo」が展示されており、その前には行列ができていた。

本体がスライドして2画面になる。ヒンジ部に独自の「Pivot Hinge」機構を採用し、スライド式ながら本体はフラットになる

下のモニターに写真のサムネイルを表示して上のモニターに大きく表示したり、下のモニターをソフトウェアキーボードにしたり、いろいろ活用できそう

 Echoは3.5型のタッチパネルモニターを2つ搭載したスマートフォン。本体をスライドさせることで2画面が1つのモニターになり、4.7型相当のタブレット端末(?)にできる。

 また端末内に搭載された一部のソフトについては、2画面に別々のアプリを動作させることもできる。たとえば上画面にメーラー、下画面にYouTubeアプリといった具合だ。

 日本での製品化は未定とのことだったが、実際に触った人にアンケート用紙を配布しており、Echoへのフィードバックを期待しているようだった。感触次第では日本市場への投入の可能性もあり?

 富士通ブースでは、NTTドコモ夏モデルとして発表された「F-07C」の実機を触ることができる。こちらも来場者の注目を集めており、手にとってじっくりと機能を確かめる人が多かった。

富士通ブースでは“Windows 7ケータイ”こと「F-07C」の実機が展示されていた

富士通ブースでは“Windows 7ケータイ”こと「F-07C」の実機が展示されており、こちらも人気だった

 NECカシオブースでは、auからリリース予定の「G'zOne IS11CA」とともに、アメリカでベライゾンから発売されている「G'zOne COMMANDO」も展示されており、実際に操作することができた。

 アメリカでは、ラグド(rugged=頑強な)フォンと呼ばれる、高い耐水耐塵耐衝撃性能を持つ携帯電話が一定のシェアを持っている。その中でG'zOneは人気が高いとのこと。筐体デザインなどは比較的近いが、内部的には結構差があるとのこと。OSもアメリカ版はAndroid 2.2だ。

一部の筐体デザインをのぞいて、比較的似通っている。アメリカモデルの赤はベライゾンのブランドカラーでもある。ちなみにこれ1色での展開とのこと

そのほか気になったもの

セイコーエプソンは置くだけで充電できる無接点電力伝送モジュールを展示。このモジュールを組み込んだスマホ用ケースなどを紹介していた

ブラザー販売は、専用アプリを使用してスマホのドキュメントをBluetooth対応モバイルプリンターで印刷する、というデモを実施。印刷アプリではなく、アプリ開発用SDKを公開予定とのこと

ワイヤレスといえばBluetoothも忘れてはいけない。ニシケンのブースではi.Tech社製のBluetooth用イヤホンマイクなどが多数展示されていた。外で音楽を聴いているときのケーブルの煩わしさを考えたら、導入すべきアイテムだ

日本Androidの会もブースを出していた。ここではAndroidを福祉に使うための取り組みと、お手製のガイガーカウンターで放射線の数値を測り、それをTwitterのbotに飛ばすという試みをしていた

IIJのコンパニオン。お堅い雰囲気のイベントにあって、唯一のコスプレ(?)。ASCII.jp編集者の癒しになっていたのは間違いない

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