5月10日、富士通は現行モデル比で最大約33%の消費電力削減を実現したラックマウントサーバー「PRIMERGY RX200 S6 省電力モデル」を発表した。
富士通のx86サーバー「PRIMERGY」では高効率な電源ユニットの採用や管理プロセッサーによる消費電力の監視、省電力性能の高い製品の提供など、さまざまな形で省電力に取り組んでいるという。
今回発表されたPRIMERGY RX200 S6 省電力モデルでは、富士通研究所が開発したサーバー省電力化技術を採用し、温度に応じて冷却ファンの回転数を必要最低限に制御することで、大幅に省電力を実現。サーバールームだけではなく、通常のオフィスでの設置でもトータルな省電力化が可能になるという。
また、CPUとしてサーバー向け省電力CPU「インテルXeon プロセッサーL5630」を採用するほか、メモリに関しても1.35Vという低電圧で動作するLV-Registered DIMMを用いた。これにより、約5年前の自社サーバーに比べ、性能は3.4倍に向上しつつ、電力消費は最大で47%削減できたという。
価格は、Xeon L5630(2.13GHz/12MB/4コア)、4GB LV-Registered DIMM搭載のディスクレスモデルで、希望小売価格35万3000円~となっている。