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「国際エネルギースタープログラム」に対応したオプション構成も用意

富士通、最新「Xeon E3-1220 v2」搭載サーバーなど6モデル

2012年05月16日 06時00分更新

文● TECH.ASCII.jp

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 5月15日、富士通はインテルの最新Xeonプロセッサーを搭載したサーバー6モデルの販売開始を発表した。内訳は、1ソケットのラックサーバーが1モデル、タワー型が3モデル、2ソケットのブレードサーバーが1モデル、そして2ソケットのマルチノードサーバーが1モデル。それぞれ既存の製品シリーズへの新モデル追加となる。

Xeon E3-1220 v2を搭載する1ソケット(1Way)サーバー4モデル

 1ソケットの4モデルが搭載するのは、同日発表されたXeon E3-1220 v2(3.10GHz)で、2GB Unbuffered DIMM、3TBのSATA HDDを採用。「スーパーグリーン製品」の認定製品、「国際エネルギースタープログラム」に対応したオプション構成などを用意する。出荷開始は5月下旬の予定だ。

1ソケット製品のスペックと価格

 2ソケットのブレードサーバー「BX920 S3」は、Xeon E5-2400ファミリに対応。これのより、4コア~8コアまで幅広いCPUラインナップがそろい、中堅企業・大企業における部門サーバーから基幹サーバーまで幅広いニーズに応じた最適なCPUを選択できるという。メモリは12枚まで搭載可能で、2ソケット構成時の最大メモリは384GB(32GB LV-LRDIMM×12)。

 SAS対応SSDを新たに採用しており、高速で信頼性の高いストレージ接続により処理能力を求められる仮想化システムなどの安定稼働に寄与するという。価格は、Xeon E5-2403(1.80GHz/4コア)×1、2GBメモリ、ディスクレスの構成で、30万2000円。出荷開始は5月下旬だ。

 マルチノードサーバーの新モデル「CX270 S1」は、3月にインテルが発表したXeon E5-2400ファミリの最上位「E5-2690」(2.9GHz、8コア/16スレッド)にも対応し、GPUコンピューティングカードの取り付けもできる。2Uシャーシ「CX400」に2台を搭載できるため、42Uラック1台にGPUコンピューティングカードを搭載した2WAYサーバーノードを42台収容できるわけだ。同社では、高集積なハイパフォーマンスコンピューティングに最適としている。

 CX270 S1の価格は、Xeon E5-2603(1.80GHz、4コア/4スレッド)×2、4GBメモリで59万6900円など。出荷開始は6月中旬となる。

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