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フィリップスのiPod Dockスピーカー

広大な音場と腹に響く低音! Fidelio DS9000

2011年05月11日 13時00分更新

文● 小林 久/ASCII.jp編集部

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 フィリップスのDockスピーカー「Fidelio Primo DS9000」には驚かされた(関連記事)。「iPod用スピーカーなんて、利便性重視で音はそこそこ」なんて考えている読者にこそ体験してもらいたい。そんな先入観が一瞬にして消えてしまうほどのできだ。

 長らく日本市場にオーディオ製品を投入していなかったフィリップスにしてみれば、初参入と言ってもいい製品。聞けばヨーロッパ市場を中心に高い評価を得ている製品だというが、それにも納得だ。「この製品ならば」と自信を持っているに違いない。

 さっそく試聴機を借用し、じっくりと聞いてみた。充実した中低域に支えられた、広いサウンドステージは圧巻だ。


ふかふかのソファでくつろぐiPod

 4月末の発表後、本機の情報をネットで調べてみた。その中に「ふかふかのソファでiPodがくつろいでいるような外観」と表現しているサイトがあり、言い得て妙だと感じた。確かにゆるやかにくぼんだスピーカーの中央にiPodやiPhoneがちょこんと鎮座している姿は独特だ。

球面を描いた木製キャビネット。大型のバスレフポートも見える

 幅562×奥行き219×高さ180mmの本体は、Dock型スピーカーとしては大型の部類。背面は丸く加工された木材(コットンウッドツリー)。マット調のブラウンで塗装された大変落ち着いた雰囲気だ。滑らかな曲面は定在波低減にも有効だという。

 iPodを取り付けるDockコネクター部は可動式。プレーヤーに合わせて角度が変わるので、iPhone/iPodだけでなくiPadの装着も可能。iPadを置いても安定感が高く、安心して使える。

 スピーカー面は横から眺めると15~30度ぐらい傾斜し、かつ若干内振りだ。フロント部分を覆うサランネットは取り外せないため、ユニットを直接見ることはできないが、フィリップスの説明では、低域・高域でユニットを分けた2ウェイタイプで、高域を担当するツィーターにはHi-Fiスピーカー向けのリングラジエーターを使用しているという。

 キャビネット部分は左右が独立した部屋で仕切られており、スピーカーユニットから生じる振動が相互に干渉しあわないよう配慮している。また、bass pipesという長いバスレフポートで低域を増強する仕組みで、背面には大きな二つの穴が見える。

前後に可動するDockコネクター部分と、オレンジ色に光るタッチセンサー

 iPodデジタル接続に対応している点は競合に対する優位性となりそうだ。アナログ接続の製品では、付帯音が多くどこかにごった響きになりがちだが、圧倒的に純度の高い音が得られる。適切な特性が得られるよう信号処理にも工夫しているそうだ。50W+50Wのデジタルアンプを内蔵しており、広い部屋でも余裕ある再生が可能だ。

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