帰りたくなったらすぐ「時刻表」を起動!
JR東海道線は大船駅に到着し、ここから湘南モノレールに乗り換える。
湘南モノレールの乗り場は、JRの乗り場からは若干離れたところにある |
湘南江の島まで大人300円! あいにくSuicaやパスネットは使えない |
湘南モノレールの江ノ島までの路線図と運賃表。大船、江ノ島間は片道約15分くらいの旅だ |
懸垂式の湘南モノレール。レトロな感じの車両だが、これは2009年から運行している最新型。湘南モノレールは三菱重工の連結子会社なので、パーツはすべて三菱重工製だそうだ。対して東京モノレールは何もかもが日立製 |
湘南モノレールは東京モノレールとは方式が違い、上からぶら下げる方式を採っている。レールにまたがる「跨座式」の東京モノレールに対して、湘南モノレールのような方式は「懸垂式」と呼ばれており、日本では湘南モノレールの他には千葉都市モノレール、距離は短いけど上野動物園の中にあるモノレール、そして広島にあるスカイレールの4つしかないという。
乗ってみると分かるが、跨座式と懸垂式では乗った感じが結構異なる。懸垂式は下に何もないため、空中に浮いているような感覚を味わえるのが楽しい!
民家すれすれや、道路の上などを走る。うわっ! 浮いてる浮いてる!(という妙な感覚を味わえる) 湘南が近づくと海が見えてくるので、一気にレジャー感がアップ! |
終点の湘南江の島駅。駅もレトロな風情に満ちている |
湘南モノレールの「湘南江の島駅」と、江ノ電の「江ノ島駅」は徒歩1分ほどで行き来できる |
暮れなずんできた街を歩き、江ノ島に向かう | 江ノ島が見えてきた! 俺の家も……、遠い |
夕暮れ時の江ノ島はひっそりとして、また良い | 富士山も綺麗なシルエットを見せている |
とはいえ、夕暮れ時なので土産物屋がどんどん店終いを始めている。モノレールにこだわりすぎてちょっと到着が遅かったかもしれない | 江ノ島と言えば、弁天様が奉られる江島神社ももちろん健在である |
江ノ島をひとしきり散歩し、帰りは小田急を利用して帰ることにした。
「時刻表」アプリで、その駅の時刻表をすぐに表示させることができるのが便利だ |
駅前にてタコライスを食べた後、小田急に乗り込んだ |
このようにちょっとした休日の時間を使った軽い「旅」から、何日も費やすようなヘビーな「旅行」まで、「駅すぱあと」はなかなか頼りになる存在である。そしてなにより、路線図の使い勝手が気持ちいい。スマートフォンの快適さとの相性が抜群である。この路線図を見ていると、次はどこに行ってみようかな? と想像力をかき立てられる。
まだまだ首都圏にも知らない駅、知らない景色がありそうだ。ぜひ、能動的に使って役立ててほしい。
取材協力:羽田空港国際線旅客ターミナル、京急電鉄、東京モノレール、湘南モノレール
「駅すぱあと」のこれから
駅すぱあとは現在、路線バスへの対応を強化中だという。全国には数百の路線バスがあり、すべてを収めるのは至難の業だが、それを達成することが駅すぱあとの使命であるとヴァル研究所の担当者は熱く語っていた。
また、今回の災害時にはツイッターなどのソーシャルメディアが「生」の情報取得において大きく役に立ったわけだが、今回お話を聞いたヴァル研究所の篠原氏によると、駅すぱあととしてもソーシャルメディアとの結びつきを強化すべく、さまざまな企画案を考えているところだという。今後の「駅すぱあと」の進化には要注目だ!
ヴァル研究所 営業部 営業チーム 企画販促担当リーダー 篠原氏「今回の震災でソーシャルメディアの重要性が注目されました。運行状況などが駅すぱあと上からでも調べられたり、逆にポストできるような機能を今後は考えています」 |