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“マルチレコーディング”でウェブ用動画/静止画を同時記録!

オリンパスの望遠コンデジ「SZ-30MR」&「SZ-20」

2011年04月12日 12時00分更新

文● 周防克弥

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オートが基本の撮影モード

メニューからスーパーマクロを選択

メニューからスーパーマクロを選択

 撮影モードは基本的にフルオートで、絞りやシャッタースピードを任意に設定できるモードはない。ホワイトバランスとISO感度、露出補正が調整できる「プログラムオート」のほか、すべてカメラ任せで自動的にシーン認識してくれる「iAUTO」、レンズ前1cm(SZ-20の場合、SZ-30MRでは3cm)まで寄れる「スーパーマクロモード」などが基本機能だ。

左がSZ-30MR、右がSZ-20のスーパーマクロのサンプル。両方とも、まだ寄ろうと思えば寄れる距離だが、寄りすぎると被写界深度が狭くなってしまう。ピント位置には注意が必要だ

スーパーマクロのオン/オフ

SZ-30MRスーパーマクロ「オン」(左)、「オフ」(右)の画角

SZ-20スーパーマクロ「オン」(左)、「オフ」(右)の画角

 スーパーマクロではズーム位置が固定されてしまう。SZ-20では少しズームアップされるくらいだが、SZ-30MRではかなりズームされる。SZ-20では約37mm相当、SZ-30MRでは約66mm相当になる。

パノラマモードは3種類あり、「オート」を選ぶと自動的に合成してくれる「ひとふりパノラマ」となる。「マニュアル」を選ぶと、最初に撮った画像の右端部分が半透明に左端に表示され、重ねて撮ると3枚を自動的に合成してくれる。「PC」はマニュアルと同様だが、合成作業はPCに取り込んで付属ソフトで行なう

パノラマモードは3種類あり、「オート」を選ぶと自動的に合成してくれる「ひとふりパノラマ」となる。「マニュアル」を選ぶと、最初に撮った画像の右端部分が半透明に左端に表示され、重ねて撮ると3枚を自動的に合成してくれる。「PC」はマニュアルと同様だが、合成作業はPCに取り込んで付属ソフトで行なう

「ひとふりパノラマ」(スタンダート)

「ひとふりパノラマ」(ワイド)

 また、カメラを振るだけでパノラマ合成写真が撮れる「ひとふりパノラマ」も搭載。約180度の範囲を写せる「スタンダート」と、約360度の「ワイド」が選べる。撮影後の合成処理に、スタンダードで約15秒程度、ワイドで約30秒かかり、その間カメラの操作はできなくなる。ちなみに、処理時間は2機種とも同じで、映像処理エンジンを2つ搭載するSZ-30MRが速いわけではない。

 8種類のフィルター効果が得られる「マジックフィルター」も健在だ。「クリスタル」を除くフィルターは動画撮影時にも反映される。SZ-20では、設定したフィルターを反映した画像しか記録されないが、SZ-30MRではオリジナルの画像も同時に記録が可能だ。

マジックフィルターの撮影サンプル

プログラム(ノーマルな写真)

プログラム(ノーマルな写真)

ポップ

ポップ

ピンホール

ピンホール

フィッシュアイ

フィッシュアイ

スケッチ

スケッチ

ウェディング

ウェディング

ロック

ロック

クリスタル

クリスタル

水彩

水彩

 このほか、複数枚の連写から画像を合成する「手持ち夜景モード」、立体写真が撮影できる「3Dフォト」といった同社独特の撮影機能も備える。

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