ソフトバンクから2月に発売されたシャープ製Android端末「GALAPAGOS 005SH」。昨年末のAndroidスマホのラッシュから一段落したタイミングとあって、すごく大きな話題となっているわけではないが、QWERTYキー付きという最大の特徴から「これを待ってました」というユーザーも多いのではないだろうか。今回はこの005SHをレビューする。
QWERTYキー付きながら
その大きさをあまり感じさせないスマートフォン
005SHのスペック面を見ていくと、QWERTYキー以外は昨年12月リリースの「GALAPAGOS 003SH」から大きな変更点はない。OSはAndroid 2.2であることに加え、画面サイズも003SHと同じ3.8型(画面解像度は480×800ドット)で、裸眼3Dにも対応している。
GALAPAGOS 005SH | GALAPAGOS 003SH | |
---|---|---|
メーカー | シャープ | |
ディスプレー | 3.8型液晶(裸眼3D対応) | |
画面解像度 | 480×800ドット | |
サイズ | 約62×122.8×15.4mm | 約62×121×12mm |
重量 | 約151g | 約140g |
OS | Android 2.2 | |
CPU | Snapdragon MSM8255 1GHz | |
メモリ | ROM 1GB/RAM 512MB | |
カメラ画素数 | 約800万画素CMOS | 約960万画素CCD |
FeliCa | ○ | |
ワンセグ | ○ | |
赤外線通信 | ○ | |
防水 | × | |
連続通話時間 | 約340分 | 約420分 |
連続待受時間 | 約400時間 | 約410時間 |
カラバリ | リリーホワイト、ビビットピンク、ブラック | ミラノレッド、ネイビーブラック、ホワイト(+限定色10種) |
発売時期 | 発売中 |
カメラ機能は003SHの約960万画素CCDから変更され、約800万画素CMOSになっているものの、顔検出や手ブレ補正、HD動画撮影など機能面での違いはない。国内メーカー製Android端末らしく、FeliCa/赤外線通信/ワンセグの各機能に対応するほか、メインプロセッサーが1GHz動作のSnapdragonであるのも003SHと同等だ。
となると、やはりQWERTYキーの有無が003SHと005SHの最大の違いになるが、キーボードの分、ボディサイズにも大きな差があると感じがち。ところが実際に005SHを持つと大きくなく、アレっと感じるほど、003SHとの差が小さい。数値的には本体サイズが003SHの約62×121×12mmに対し、005SHは約62×122.8×15.4mmと若干分厚くなっているが、本体重量は003SHの約140gに対し、005SHは約151gとそれほど差はない。これが005SHにコンパクトさを感じる大きな要因だろう。
ただし、本体をコンパクトにするためか、バッテリ容量だけは003SHの1390mAhに対し、005SHは1130mAhと小さくなっている。ヘビーに活用するつもりのユーザーはあらかじめ意識しておいたほうがいいだろう。