Android OSを搭載したスマートフォンが続々と登場している昨今。アプリを追加することで機能が増えていく魅力は確かに大きく、「そろそろ既存の携帯電話から乗り換えよう」と考えている人は多いのではないだろうか。
ただ、現状のスマートフォンには“バッテリーの駆動時間が極めて短い”という弱点がある。音楽を聴いたり動画を再生したりしていると、バッテリーが1日も持たない製品が多く、電話としては使いづらい。
回避策としては携帯電話とスマートフォンの2台持ちが考えられるが、コスト負担が大きくなってしまうのが難点だ。こうした問題を考えると、なかなかスマートフォンの導入には踏み切れない。
そこでオススメしたいのが、COWONから発売されたAndroid 2.1(Eclair)を搭載したポータブルメディアプレーヤー「COWON D3 Plenue」だ。
Andoidを搭載したポータブルメディアプレーヤー
COWON D3 Plenueのポイントは、Android端末が持つ魅力を存分に味わえる一方、スマートフォンではないため、月々の通信費は発生せず、安心して購入できるという点だ。月々のケータイ代を増やさずにAndroidを使ってみたいと考えているユーザーには、まさにうってつけの選択肢と言えるだろう。
このCOWON D3 Plenueの特徴として、まず挙げたいのはハードウェアとしての完成度の高さだ。本体は11.8mmと極めて薄く、胸ポケットに入れても違和感はない。重量もわずか120gであり、既存のMP3プレーヤーなどと同様に気軽に持ち運ぶことができる。
内蔵メモリーは8GBと16GB、そして32GBと、容量の異なる3製品がラインナップされている。このため、自分の使い方や予算に合わせて選択することが可能だ。なお、同社直販サイト「COWON JAPAN EC Store」での価格は、8GBが2万9800円、16GBが3万2800円、32GBが3万7800円となっている。
このほか、microSDメモリーカードスロットも搭載しているため、ストレージ容量を拡張することも可能。ちなみに上記の直販サイトでは、32GBモデルに32GBのMicroSDメモリーカードを同梱した数量限定セット(4万2800円)も用意している(価格などは2月28日現在のもの)。
Android端末で必須の無線LANはIEEE802.11b/gに対応する。さらにBluetooth 2.1+EDRもサポートしているため、ワイヤレスイヤフォンなどを使うことも可能だ。
インターフェースが豊富に用意されているのもCOWON D3 Plenueのポイントだ。USB端子やヘッドホン端子があるのはもちろんだが、オプションとしてHDMIケーブルやコンポジット・S/PDIFケーブルが用意されている。これらを利用すれば、COWON D3 Plenue内の動画を液晶テレビの大画面を使って再生するといったこともできるわけだ。
