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漫画サイト「Jコミ」仕分け座談会レポート

都条例は「かつてない脅威」――漫画関係者が激白

2010年12月22日 12時00分更新

文● まつもとあつし

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Jコミの広告モデルにはどんな影響が?

浅倉 1年以上前(2009年7月9日)に、「赤松健がコミック配信やるなら期待」というブログ記事を上げて、それが現実になりました。そしてそのJコミは広告モデルでやると謳っている。となると、広告主や広告代理店がどう考えるかが気になりますね。都条例の影響もあるかもしれませんが、成年コミックに広告を出したいと思うのかどうか……。

赤松 広告代理店とどういう話をしているかについては、ごめんなさい、まだお話しできないんです。

Jコミの登場をブログで半ば「予言」した浅倉卓司氏。今後は広告代理店の判断に注目したいと話す

堀田 しかし、これまでのEコマースの中心がアダルトジャンルであったことを考えると、Jコミの主力作品になる、ということはありませんか?

赤松 そうですねー……。

 産業としてはそういう見方になるんだよね。

赤松 いまも、日本の電子書籍の8~9割が携帯コミック、そしてさらにその中の8~9割がボーイズラブやアダルトでしょう。Jコミはいま(トライアル期間のラブひなでは)は大手さんの広告が中心になっていますが、そもそもマンガにはもっとニッチな広告の方が合うと思っています。オンラインゲームとかアニメの宣伝とか、大企業じゃなくても、もっと小規模な広告だって入っていいと思ってるんですよ。

 こういった法律の規制を受けるかどうか、考え方は3つあります。法人の置き場所、サーバーの置き場所、サーバーのコンテンツを読んでいる場所。消費者保護なら3つ目の「行為の場所」が問題になりますね。

 ただよく指摘されるのは、サーバーも法人も海外にある場合、エンフォースメント(法や制度の行使)が及ばない、取り締まりようがないということです。Jコミも(規制対象の作品を扱った場合)影響は及びにくいと思います。

赤松 JコミはアメリカAmazonのEC2を使っているとお話ししていましたが、実際のサーバーはフィリピンにあります。結論から言ってしまうと、Jコミは「都条例がどうなろうと関係ない」ようです(笑)。

(次のページに続く)

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