デルは5日、個人・家庭向けのノート/デスクトップパソコン3シリーズの新製品を発表した。同日から同社オンラインサイトにて販売を開始している。
Inspiron M101z
新登場の「Inspiron M101z」は、11.6型ディスプレーを搭載するモバイルノートである。このサイズには従来、インテルCPUを搭載する「Inspiron 11z」(関連記事)が販売されていたが、M101zはAMDプラットフォームを採用し、ネットブック並みの価格とより高いパフォーマンスを実現している。
製品バリエーションはCPU別に2種類あり、上位モデルはデュアルコアのAthlon II Neo K325(1.3GHz)を、下位モデルはシングルコアのAthlon II Neo K125(1.7GHz)を搭載している。ディスプレーは11.6型ワイド/1366×768ドット。重さ約1.56kgで、標準の6セルバッテリーによるバッテリー駆動時間は6時間36分。オプションで9セルバッテリーも用意され、これを装着した場合は重さ約1.74kg、バッテリー駆動時間は8.5~9時間程度になるという。
Inspiron M101zのラインアップ | |||||
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製品名 | CPU | ディスプレー | HDD | メモリ | 価格 |
K325モデル | Athlon II Neo K325 1.3GHz | 11.6型 1366×768 | 320GB | 4GB | 5万9980円から |
K125モデル | Athlon II Neo K125 1.7GHz | 2GB | 4万9980円から |
本体カラーバリエーションは4色あり、青(ピーコック・ブルー)と赤(トマト・レッド)は天板に、ピンク(ロータス・ピンク)は天板とパームレストに独特の模様が印刷されている。
OSにはWindows 7 Home Premium 64bit版を搭載する。価格はK325モデルが5万9980円から、K125モデルが4万9980円から。
Inspiron One 2310、2205
ディスプレー一体型デスクトップ「Inspiron One」シリーズに、新たにフルHD解像度のディスプレーを搭載した「Inspiron One 2310」「Inspiron One 2205」が加わった。
Inspiron One 2310は23型フルHDディスプレーとインテルCPU、Inspiron One 2205は21.5型フルHDディスプレーとAMD CPUを搭載するモデルとなっている。両機種ともオプションで、マルチタッチ対応タッチパネルディスプレーを選択可能となっている。テレビチューナーもオプションで選択可能である。
外観のデザインイメージは共通で、フォトフレーム風の一体型デザインとなっている。カラーバリエーションはなし。Inspiron One 2310には、本体を単体ディスプレーとして使える外部映像入力端子が装備されており、HDMI入力、アナログRGB入力に加えて、コンポジットビデオ入力も用意されている。
主な仕様は以下のとおり。価格はInspiron One 2310が11万9800円から、Inspiron One 2205が8万9980円から。
製品名 | CPU | GPU | BD/DVD | テレビ | 予想実売価格 |
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Inspiron One 2310 ベーシックパッケージ |
Core i3-370M 2.40GHz | Radeon HD 5470 | DVD | - | 11万9800円 |
Inspiron One 2310 Office付パッケージ |
Core i5-460M 2.53GHz | BD | 搭載 | 16万9800円 | |
Inspiron One 2205 ベーシックパッケージ |
Athlon X2 250u 1.6GHz | チップセット内蔵 | DVD | - | 8万9980円 |
Inspiron One 2205 Office付パッケージ |
Athlon X2 240e 2.8GHz | 搭載 | 12万9800円 |