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米Marin SoftwareとClearSaleingが検索キャンペーンのアトリビューション分析で提携

2010年11月19日 13時58分更新

記事提供:SEMリサーチ

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米Marin Softwareと米ClearSaleingは2010年11月9日、両社の検索広告管理プラットフォームとアトリビューション及び広告分析プラットフォームを統合することで協力すると発表した。

検索マーケティング市場にも数多くのサイト・広告分析ツールが存在するが、その大半は依然として「ラストクリックの評価」に終始している。検索マーケティングは直接的・間接的に、ディスプレイ広告やオーガニック検索、オフラインメディアなどと関係しているにも関わらず、解析ツールは検索キャンペーンを切り取った、単独評価を行うために適切な評価が行われていないケースは少なくない。この問題を解決するために、高度な入札管理プラットフォームを有するMarin Softwareと、広告のアトリビューション分析技術を持つClearSaleingが手を組んだ。

これまで別個で動作していた2つのプラットフォームが統合されることにより、コンバージョンデータやURLハンドリングの同期が可能となる。入札管理ツールがアトリビューション情報を扱えるようになることで、検索キャンペーンの投資対効果を適切に評価できるようになる。

大口の広告主は、検索キャンペーンにおいて数百万ものキーワードを管理しているケースもあるが、過小評価されているキーワードも少なくない。それらは、単にキャンペーン管理や戦略、及びツールの欠陥がもたらすものではなく、ラストクリックしか評価をしない効果測定基準やそれを実現するシステムに原因があった。両社は、キーワード1つ1つの適正価値を測定して、それをプラットフォーム間で共有することにより、ROIや効率性が高められるという。

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