11月8日、マカフィーは、スケアウェアが全マルウェアの23%に到達していると発表した。
スケアウェアとは無料を謳った偽セキュリティソフト。有害なサイトに誘導し、ユーザーに対して身代金を要求するといったもので、近年被害が増えている。同社によれば、2009年3月~2010年5月の間、15万件の危険なリンクのうち、23%以上がスケアウェアの配布を目的として作成されたとのこと。
また、サイバー犯罪者は、ユーザーのクレジットカード番号を入手やユーザーのPCをマルウェアに感染させ遠隔操作を可能にするため、スケアウェアを活用。サイバー犯罪者はスケアウェアを活用し、毎年数億ドルを荒稼ぎしているという。
こうしたスケアウェアの犠牲にならないためには、危険なポップアップを避けるため、Webブラウザーでポップアップブロッカーを必ず使用する。ポップアップウィンドウやバナー広告、疑わしいWebサイト経由でセキュリティソフトをダウンロードしない。セキュリティソフトは、信頼できるベンダーの製品を購入するなどの対策を推奨している。