「JBoss Enterprise Middleware」を製品からサポートまで提供
NECとレッドハットがJBossパートナー契約を締結
2010年10月15日 06時00分更新
10月14日、NECは、レッドハットとオープンソースの統合ミドルウェア「JBoss Enterprise Middleware」の「JBoss プレミア・ビジネス・パートナー」契約を締結したと発表した。
JBoss Enterprise Middlewareはオープンソースとして開発された、J2EEアプリケーションサーバ(JBoss)を中心としたミドルウェア。
下図のように基盤ソフトウェアの「JBoss Enterprise Application Platform」(高機能Java EEサーバー)、「JBoss Enterprise SOA Platform」(ESB、BPMを含むSOA基盤)、「JBoss Enterprise Portal Platform」(Web2.0ポータル基盤)と開発フレームワーク製品の「JBoss Hibernate」(デファクトORマッピング)、「JBoss jBPM」(軽量ワークフロー&BPMエンジン)、「JBoss Rules」(ビジネスルールの実行と管理エンジン)、「JBoss Seam」(次世代フレームワーク)と開発環境の「JBoss Developer Studio」(統合開発環境)で構成される。
JBoss プレミア・ビジネス・パートナー契約は、レッドハットと連携しJBoss Enterprise Middlewareを製品から技術サポートまでを一貫して提供できる体制をもつパートナーに対して認定するもの。
今回の契約締結により、JBoss Enterprise Middlewareの販売だけでなく、製品サポートもNECが直接でき、ハードウェアやOS、ミドルウェア一体となった高品質なJBossソリューションを提供可能となったとのこと。
価格はミドルウェアの使用ライセンスが無償。テクニカルサポートや製品アップグレード、修正プログラムの提供などが年額のサブスクリプション形式の価格体系となる。