9月29日、日本ベリサインは、クラウドサービス向けに、SSLサーバー証明書の新しいライセンス体系を発表した。
本ライセンス体系は、リーズナブルなライセンス体系を求めるクラウド事業者からの要望や、クラウドサービスでもSSLサーバー証明書を積極的に活用したい利用企業のニーズに対応したのもの。
従来のSSLサーバー証明書のライセンス体系では、1サーバー毎に1ライセンスの概念が用いられていたが、クラウドの環境下では、サーバーリソースは状況に応じて、柔軟に増減させるため、ライセンスの計算が複雑だという。
今回のライセンス体系では、クラウド事業者向けに、各社のクラウドサービスに応じたライセンス体系を整備し、必要なライセンス数を分かりやすくした。
クラウドサービス事業者は、従来のホスティングタイプより、リーズナブルな価格でSSLサーバ証明書の利用が可能になり、クラウドサービスの利用企業に向けて、SSLサーバ証明書の活用を積極的に提案できるとしている。
新しいベリサインのクラウドサービス向けライセンス体系は、下表のクラウド事業者で開始される。なお、ライセンス体系の詳細は各事業者により異なる。
事業者名 | 提供クラウドサービス名 |
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インターネットイニシアティブ(IIJ) | IIJ GIOサービス |
シーディーネットワークス・ジャパン | アクセラレーションサービス |
セキュアスカイ・テクノロジー(SST) | Scutum |
日立情報システムズ | SHIELDeXpress、BusinessStageなど |