「最近の3Dギャルゲーって、マジ飛び出して見えるんすよ!」って編集Kにさんざん自慢されたのがコトの始まり。なにせ俺のマシンは、そろそろ現役引退のCore 2 Duo E4300(1.8GHz)だ。しかも物書きという職業なので、ビデオカードは3980円で買ったファンレスの激安品。そうゲームのレビューなんてやらないので、DirectXのバージョンがいくつになろうが関係ない! GDIのAPIがそこそこ速く動いてくれればいいのだ。
「とりあえず赤青の3Dメガネ作って、コレの体験版を見るしかないっすよ!」とKに勧められたのが、「リアル彼女」ってヤツだ。さっそくWebページから体験版をダウンロードして、青赤の3Dメガネを作ってみた。
がっ! 確かにタユン!たゆん!と揺れる胸が飛び出して見えるのだが、肌色が変な色っ! しかもマシンが遅くてカクカク揺れるしっ!
これじゃぁ可動フィギュアのジョイントでつながってる胸にしか見えん!
編集部からの補足
可動式のフィギュアは、作ったポーズを固定できるように、ジョイントがカチカチと段階的に動くようになっているのです。藤山氏には、カクカク動く胸がこのジョイントを使うフィギュアのように見えたんでしょう。頭の悪い筆者の表現で、読者のみなさまには大変にご迷惑をおかけします。ちなみに胸が揺れる可動式フィギュアはございません。あくまでも藤山氏の脳内に存在する架空のフィギュアです。
ということで、これまで稼いできたASCII.jpの原稿料をつぎ込んで、きれいな肌色の胸が滑らかに揺れるマシンを作ってみた。
フツー、こういう企画はメーカーからマシンを借りたり、編集部が買ったものでレビューするモンだが、今回は欲望のままに自腹で買ってしまったので、記事を公開して少しでも資金回収だ!
マザーボードは光モノ満載のオーバークロッカー推奨品だぜ!
PCショップでマザボ選びをしていて、電子工作好きの俺の目が釘付けになったのは、EVGAの「P55 Classified 200(型番:160-LF-E659-KR)」。
EVGA「P55 Classified 200」(160-LF-E659-KR)
●実売価格:3万5800円前後
●URL:http://www.links.co.jp/items/evga-intel/160lfe659kr.html
店員さんに色々聞いてみると、LEDがアチコチに仕込まれていてカッコイイばかりじゃなく、オーバークロッカー御用達のマザーボードということだ。ちなみに搭載されている7セグには、BIOSのブート中のエラーコードを表示したり、CPUの温度を表示してくれるという。またメモリソケット下の7セグは、テスターになっていて各種の電圧を計れるという。カッコイイじゃん!
CPUのソケットはLGA1156なので、Core i7も乗っかるしコレに決定だ。さすがにオーバークロッカー御用達と言うだけあって、CPUに供給する12Vのサブ電源が2本差さるようになってたり、PCI Express×16が3本、×8が2本、×4が1本に、×1が1本、で計7本というのも魅力的。何を差そうか夢が膨らむぞ!
リアパネルのコネクタ類も申し分ない。特徴的なのは、1000MbpsのLANコネクタが2系統出ているところ。オーバークロックしなければ、サーバ用途なんかにも使えそうだ。
これ以外にもマザーからIEEE1394×1とUSB 2.0×2をPCIスロットカバーに引っ張り出せるようになっている。なお左から3番目のEVBotコネクタは、あまりなじみがないものだが、ここには同社のマザーボードやビデオカードの電圧やクロックをリアルタイムに調整できる別売のコントローラ「EVBot」を差し込むようになっている。コイツを使うと、いちいちBIOSに戻らなくてもコントローラで調子を見ながらオーバークロックできるというわけだ。
「EVBot」があれば
手元で楽々オーバークロック
EVGA「EVBot」(100-EV-EB01-BR)
●実売価格:1万1500円前後
●URL:http://www.evga.com/products/moreInfo.asp?pn=100-EV-EB01-BR
「EVBot」は、EVGA製マザーボードとビデオカード専用のデバイス。1枚のマザーボードと3枚のビデオカードを同時にコントロールできる。データは最大4つまでプロファイルに保存可能で、各プロファイルはボタン操作で簡単に呼び出せる。手元で操作できるので、いちいちマザーボードに手を伸ばさなくてもオーバークロックできるので、一度使うと手放せなくなる便利なアイテムだ。
マザーボード内部のコネクタは、ザザッと写真で見てもらおう。
主要なチップはこんなものが乗っていた。
ちょっと変わったところでは、内蔵のボタン電池がパナソニック製のCR2032ってトコ。なんてゴージャスな!
(次ページへ続く)