紀伊國屋書店は6月21日、ハイブリッドデジタル販売モデルを志向する電子書籍販売事業を開始した。
同社は、すでにBtoB分野では、NetLibraryを通じた日本語電子書籍の販売を行っており、今回は、新たにBtoC分野において展開する。
当面は、iPhone/iPad向けの「紀伊國屋書店アプリ」(ストア統合アプリ)の導入からスタートし、今後、AndroidOSを搭載した各種スマートフォンやタブレット端末など、多様なデバイスへと広げていく。
また、SDカードなどのメディアにコンテンツを収納して書店店頭で販売するパッケージ販売を併せ持つ、「ハイブリッドデジタル販売モデル」を構築。地域書店とも協調して展開できる、「書店発の電子書籍流通モデル」の確立を目指す。
さらに、出版社向けサービス「PubLine」「PubLine ASSIST」などのサービスと連携。コンテンツの特性に応じた出版形態の選択、プロモーション展開なども、トータルに支援する。