6月15日、シトリックス・システムズ・ジャパンはCitrix XenServerの最新版「Citrix XenServer 5.6」の提供開始を発表した。
Citrix XenServer 5.6は、シトリックスの仮想化製品群の中核となるハイパーバイザ。ラインナップは無償版のXenServer、より高度な機能を持つ有償版EnterpriseおよびPlatinum Editionのほか、今回新たにコストパフォーマンス優れた低価格版のAdvanced Editionが追加された。前バージョンからの主な改良点は「仮想サーバーの密度と拡張性の向上」「より高速化されたネットワークパフォーマンス」「メモリの最適化」「パワーマネジメント対応」など。
Advanced Editionは、無償版に含まれるすべての機能のほか、動的メモリ制御や高可用性、パフォーマンスおよびエラー時のEメールアラート、パフォーマンス履歴などの機能が追加されている。Enterprise Editionは、イメージ管理や、高度な負荷分散機能などに最適なエディション。ストレージ管理、動的ワークロード最適化、電源管理、ライブメモリスナップショット、ユーザーのロールベース管理や操作履歴管理などの機能がある。Platinum Editionは、ディザスタリカバリサイトの構築、テスト、開発環境での仮想マシン環境の効率的な運用に最適なエディション。各エディションの機能差についてはの詳細は以下の表の通り。価格はオープンプライスとなっている。