アクセスポイントは他人用と自分用の2つがある
FONERAには2つのアクセスポイントがある。設定画面を開く「MyPlace」と、ほかのユーザーがネット接続に利用する「FON_FREE_INTERNET」(もしくはFON_AP)に分かれている。「MyPlace」はWPAにより暗号化されており、安全が保たれている。自宅でネットにつなぐ際は、すべて「MyPlace」に接続すること。
一方、「FON_FREE_INTERNET」にはセキュリティーがかけられておらず、すぐに接続できる。その状態でウェブブラウザーを起動すると、どこにアクセスしようとしてもfonのログオンページが表示される。アカウントが認証されると、ネットに接続される。同様の手段で、ほかのFONユーザーが開設しているアクセスポイントにも接続できる。
実効速度は10~20Mbps
一度接続したら、普通にインターネットが利用できる。パソコンで接続したところ、実測で20Mbpsは出ていた。家の外からだとやや電波が弱くなるが、十分実用的な速度だ。ウェブページの閲覧やメールの送受信はもちろん、動画の再生も問題なし。
初期設定では「FON_FREE_INTERNET」から「MyPlace」へアクセスすることはできない。特に必要がなければ、セキュリティーを考慮してそのままにしておくべきだが、何らかの理由で通信を許可するなら、「設定」→「ファイアウォール」→「Policy」の「Public→Private」を「許可」にすればいい。その逆に、アクセスポイントを利用しているユーザーのパソコンに、アクセスするようなことはできない。
アクセス通知やYouTubeへの自動アップロード機能を搭載
ほかのユーザーが自分のFONERAにアクセスした時に、表示するメッセージやコンテンツをカスタマイズすることも可能だ。「マイFON」のページで設定したら、反映されるまで放置しよう。カスタマイズは必須ではないし、内容に注意しないと個人情報の漏洩にもつながるので注意したい。YouTubeやFlickrなどのページも配置できるが、理由があってネット接続を求めている人が閲覧するとも思えない。ネタに凝る人でない限り、何もしなくてよいだろう。
自分のFONERAにアクセスがあったら、Twitterで知らせてもらうこともできる。面白いので有効にしておいてもいいだろう。ダッシュボードから「Twitter」を開き、通知するイベントを選択。ユーザー名を入力して「保存」をクリックすると、連携の許可を求められる。通知が不要になったら、「アカウントのリセット」をクリックする。
FONERA 2.0nはUSB端子を備えており、外付けHDDやUSBメモリーを装着できる。その中に保存されたデータをYouTubeやFlickr、Picasaなどにアップロードする機能を備えているのが面白い。例えば動画なら、「youtube」というフォルダーをHDDやUSBメモリーのルートに作成して、その中にファイルをコピーしておく。
アカウントの設定が終わっていれば、HDDやUSBメモリーをつなぐだけでアップロードが始まるのだ。とはいえ、わざわざコピーしたりFONERAの設定をするくらいなら、パソコンから直接アップロードしても手間は変わらない。日本語のファイル名が化けてしまうのもネックだ。
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