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柳谷智宣の「真似したくなるPC活用術」第17回

新機種登場で便利になった「fon」を使いこなす技

2010年06月09日 12時00分更新

文● 柳谷智宣

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fonに参加して、モバイルで無線LANネット接続を利用しよう
fon用無線LANルーター「LA FONERA 2.0n」(FON2303)。fonに参加して、モバイルで無線LANネット接続を利用しよう

 「fon」をご存じだろうか? 公衆無線LANサービスのひとつで、無線LANアクセスポイントを開放しているユーザーが、ほかのユーザーのアクセスポイントを無料で利用できるのが特徴のサービスだ。日本では2006年12月からサービスを開始し、一時期脚光を浴びたが、あまりアクセスポイントが増えずに使いにくかった。

 ところが、2009年に新機種が発売された後、会員数も増えている。ソフトバンクモバイルがiPhoneユーザーに配布する無線LANルーターとして採用したことで注目度もアップ。そこで今回はfonを活用して、モバイルネット接続を安く便利に行なう技を紹介しよう。

fonの接続画面 fonのウェブサイト
fonの接続画面。短時間用の1時間パスなら格安fonのウェブサイト

費用はfonルーターの購入コストだけ

 fonは専用の無線LANルーターを自宅のネット回線につなぎ、ほかのユーザーに無線LAN接続専用のアクセスポイントを公開する仕組みをとる。fonのユーザーならアカウント情報を入力するだけで、ほかのfonユーザーのアクセスポイントを利用できるようになる。つまり、たくさんのユーザーが参加すればするほど、それだけ広い範囲で無線LANでのインターネット接続が使えるようになる仕組みだ。個人ユーザー以外にも、カフェや飲食店などにも導入されており、利用エリアが広がっている。

 2009年10月の段階では、国内のユーザー数は約15万7000人、アクセスポイントは約7万3000となっている。fonのアクセスポイントを検索するウェブページで、五反田駅周辺を調べると、埋め尽くすように見つかった。実際に無線LAN機器を持って歩いていると、電波は弱いものの頻繁にアクセスポイントを検出できる。

FONマップ 「FONマップ」でアクセスポイントを検索

 fon専用ルーターはamazon.comなどで購入できる。一番新しい「LA FONERA 2.0n」は、7000円前後で発売されている。昔のFONERAはシンプルな機能の安価な製品だったが、この製品は通常の無線LANルーターとしても利用できるだけの機能を備えている。IEEE 802.11b/gに加えて11nにも対応し、高速通信が可能になった。

 有線LANポートも4つ備えており、デスクトップパソコンなどを接続できる。さらにUSB端子も搭載し、USB接続HDDなどをつなぐと、LAN内のユーザーでファイルを共有できる。高速通信向けのMIMOアンテナを搭載し、セキュリティーはWEP/WPA/WPA2をサポートする。サイズは156×106×30mmとコンパクトだ。

 もし、古い11b/g 無線LANルーターを使っていて、買い換えを検討しているなら候補に入れるのもありだ。もちろん、すでに無線LANを構築している環境にも、LANケーブル1本で導入できる。

背面 背面にはUSB端子やリセットボタン、4ポートのLAN端子を備える

 以前は11b/gに対応した安価なFONERAが販売されていたが、取り扱いがなくなったようだ。すでに11nの環境を構築している場合、7000円の追加投資はやや高く感じるが、この先ずっとタダで公衆無線LANを使えると思って我慢しよう。

以前のFONERA こちらは以前のFONERA

セットアップは簡単……なはずだが
うまくいかないことも多い

 今現在無線LANルーターを使っているなら、その有線ポートとFONERAの「Internet」ポートをLANケーブルでつなぐだけ。無線LANを搭載したノートパソコンから、「MyPlace」というSSIDにアクセスし、本体側面に記載されているWPAキーを入力すればいい。接続できたら、ウェブブラウザーのアドレス欄に「192.168.10.1」と入力すればセットアップ画面が開く。

ピアツーピアでつなぐことも可能 LANケーブルを使い、ピアツーピアでつなぐことも可能。その際はInternet以外のポートを利用する

 デスクトップパソコンしか持っていないような場合は、LANケーブルでルーターとピアツーピア接続する。その場合は通常の有線LAN端子に接続し、「169.254.255.1」と入力する。

「Language」→「日本語」で言語設定を変更 設定画面が開いたら管理者パスワードを入力。続いて「Language」→「日本語」で言語設定を変更しよう

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