5月17日、トレンドマイクロはクラウド型のURLフィルタリングサービス「Trend Micro InterScan WebManager SCC」の受注を5月25日より開始すると発表した。
同サービスは、クライアントPCにインストールしたエージェントから、直接クラウドのデータベースを参照してフィルタリングを行なう仕組みを採用する。そのため、外出中の社員が持つノートPCに対してもアクセス規制を実施できるのが特徴。もちろん、クラウド型サービスとなるためアプライアンスや専用サーバーの導入は必要ない。
エージェントのインストールは、Web経由で行なえるようになっている。管理者が管理サイト上で必要な設定を行なった上で、対象ユーザーにメールを配信する。あとは、ユーザーがメールに記載されたURLをクリックするだけで有効になる仕組みだ。
こうした手軽な導入を実現しつつ、管理サイトでは「特定のカテゴリのWebサイトに対して、閲覧を許可するが、書き込みは禁止する」といった柔軟なフィルタリング設定が可能となっている。さらに、企業のセキュリティポリシーを適用した上で、部門ごとのセキュリティーポリシーを追加する2階層での規制を実現する機能も提供する。また、Webサイトだけでなく、TCP接続を行なうアプリケーションのフィルタリングにも対応し、P2Pアプリケーションやチャットの利用を規制できるのも特徴だ。
動作環境は、クライアントPCがWindows SP3/Vista SP2/7で、いずれも日本語版の32ビットOSのみに対応する。価格は、アカウント数に応じて割引されるボリュームディスカウント制を採用。100~249のアカウント数で1年間のサポートサービス料金を含めた場合の参考価格が、3400円/1ライセンス(税別)など。
購入数 | 単価(税別) |
---|---|
5~24 | 4700円 |
25~49 | 4600円 |
50~99 | 4200円 |
100~249 | 3400円 |
250~499 | 2500円 |
500~999 | 1900円 |
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