現在TBS系で放送中のアニメ「Angel Beats!」に出演する、ユリ役の櫻井浩美さんと、天使役の花澤香菜さん、ユイ役の喜多村英梨さんが2週ごとに交代でパーソナリティを務める配信中のウェブラジオ「Angel Beats! SSS(死んだ 世界 戦線)RADIO」の収録現場に、天使ちゃんの部屋に侵入するSSSのメンバーのごとく、潜入し無事に生還してきたので、その模様をお伝えしよう。
筆者が都内某所のスタジオに潜入したこの日は、第8回の収録の真っ最中。番組に届いたハガキを読む櫻井さんと喜多村さんの姿がスタジオにあった。
実際の番組については、“響 - HiBiKi Radio Station -”か“音泉”から楽しんでいただくとして、パーソナリティのお二人に突撃インタビューをしてきたので、その模様をお伝えしていこう。
櫻井浩美さん、喜多村英梨さんスペシャルインタビュー
――アニメとラジオで意識している点はありますか?
櫻井さん(以下、櫻):カナ(花澤さん)ちゃんとエリ(喜多村さん)ちゃんの2人がすごすぎて……。
喜多村さん(以下、喜):もともと、タイトルコールとか要所要所は、自分の演じるキャラクターの声でやっている点はありますが、基本キャラクターのラジオではないので、パーソナルな感じで、役者の味が出ているかと思います。
櫻:カナちゃんが天使の役の雰囲気で出演されたら、私がしゃべり続けないといけなく(笑)。
喜:ハルルン(櫻井さん)は、ゆりっぺみたいにガツガツ案を出して「いくわよ!」って感じではなく、受け身で聴いてくださって、正反対のポジションで私には新鮮ですね。
あと、以前の放送でも話が出たんですが、ゆりっぺとユイは、本編でも絡みがなかったり、性格が違うというか、できる人ゆりっぺと勢いで行く人ユイでぜんぜん違うから、キャラでやっていたら、作家さんが台本作れなく困ると思うんです。
――アニメ作品の重い雰囲気はなく、明るい笑える番組になっているように感じられましたが、そのあたりは意識されていますでしょうか?
櫻:2人が、明るい方向に持っていってくれる感じがします。
喜:作品の世界観がどっしりしているので、固くやってしまうとあまり楽しめないんじゃないかと思うところはあります。あと、ハルルンが良い意味で落ち着きがないんですよ。常に「はわわ、どうしよう、どうしよう」と焦っている姿のギャップ萌えのエス心をくすぐられるんですってカナちゃんと話していました。
櫻:そうみせているんです!
――櫻井さんは、全体を通してのパーソナリティーを担当されていますが、喜多村さんと花澤さんのそれぞれの魅力はどんなところでしょうか?
櫻:カナちゃんとは、2人で提案をして番組を作っていく、掛け合いのある感じで番組を作っています。エリちゃんの場合は、カナちゃんと私の2人では、思いつかなかったような意外性のある提案をしてくれる点が魅力ですね。
そういった意味では、花澤さんとの番組は2人で積み上げてきた雰囲気の番組になっていると思います。
喜:私は、2人の積み上げてきた優等生なところをガッシャンガッシャン崩していく、荒くれ者だから、ダウンタウンだからね。
櫻:それがいい!
――2週ごとにパーソナリティが変更になるという珍しい放送形式と思いますが、喜多村さんは気をつけている点などはございますか?
喜:カナちゃんから伝言があったりするので、時間はあいてしまうのですが、ワイド感や帯のイメージは維持されています。それにハルルンも前回あったことなどを教えてくれたり、放送内でも“気軽になにがあったの、どういうネタ?”と聴取者のみんなもおさらいしてくれればいいなという感じではあります。
――本編は重いストーリーとなっていますが、投稿は重いものが多いでしょうか?
櫻:ライトだよね。
喜:そうですね、みんな乗っかってきてくれるので……。
櫻:暗いのはぜんぜんなくて「Angel Beats!」のギャグパートをやっている雰囲気ですね。
喜:結構、このラジオの良さって、2週おきにパーソナリティーが変わるのでコーナー数が圧倒的に多いという点にあると思うんですよ。毎回、聞いてくださっている人も同じコーナーを何回も聞かされるというよりも、毎回新鮮なコーナーを聞けるので、いろいろなコーナーにお便りを送りやすいのも魅力だとおもうんですよ。
――各コーナーへの投稿がものすごく多いと伺っておりますが、いままでいただいたお便りの中で印象に残っているものはございますか?
喜:みんな、私たちが見えない、背景の違いやTKの名前だったり、小ネタみたいなのをよく拾ってくださっていて、リアクションを教えていただくことが多くあって、みんなすごいなーと思っています。
櫻:私たちのほうが何回も見ているのにね。全部が思いつかないことばかりなので、すごいなと思っています。
スタッフ:初回に麻枝准さんも投稿してくださったんですよね。
櫻:初回はすごい数がきたので、ほとんど読めてないんですよね。
喜:ペンネームを変えて真っ向勝負をしてくださったんですね
櫻:一体内容はなんだったのか。また麻枝さんからの投稿を待っています(笑)。
――最後に本編・ラジオのファンの方へのメッセージをお願いいたします。
櫻:だんだんアニメの方も回を増すごとにスピードもさることながら内容も濃い内容になって目が離せない感じになっています。最後がどうなっているか気になっているかと思いますが、素晴らしい最終回になっているのでご期待下さい。
ラジオは、今後、自分がどうなっていくのか想像が付きません。2人をまとめることは確実にできないと思いますので、乗っかっていこうと思います。
喜:ユイ役ということで美味しい思いを本編でもさせていただきまして、リスナーさんの感想も多くいただきまして、本当に光栄のいたりでございます。6月23日にラジオCDが発売されるので、よろしくお願いします。
ラジオは、今後も番組のなかで無茶振りをしまくって、ハルルンの困る楽しい姿を見られる楽しい番組をずっと続けていきたいと思っています。今後も頑張りますので、よろしくお願いします。