対応エリアが広いイーモバイル vs 高速なWiMAX
イーモバイルは人口カバー率が90%を越え、比較的郊外でも利用できるのがウリ。Pocket WiFi(D25HW)の通信速度は、HSDPAの最大7.2Mbpsで、実効速度は約2.7bps。一般的なウェブサイトやメールの送受信はストレスなくできる。ただし、ネット経由で自宅のパソコンにアクセスするリモートデスクトップ接続を利用したり、大容量のファイルが添付されたメールを受信すると、遅く感じることは確かだ。
一方のWiMAXは急速に対応エリアが広がっているが、まだ大都市が中心。東京では問題なく利用できるが、郊外に出ると使えないシーンも多い。とはいえ、最大40Mbpsと高速な通信速度は魅力だ。実効速度は4Mbps程度に落ちるが、それでもイーモバイルなどの3G回線よりは高速。その割に、月額料金が安いのも魅力だ。
Pocket WiFiで接続する
Pocket WiFiの本体は、約95.5×48.6×14.1mmで、重量は約80gとコンパクトだ。丸みを帯びたスタイリッシュなボディで、手のひらにすっぽり収まる名刺サイズ。上着のポケットに入れておいても違和感がないのはうれしいところ。無線LANはIEEE802.11b/gに対応し、最大5台までの機器から同時に接続できる。
Pocket WiFiを起動したら、次にパソコンやゲーム機で無線LANアクセスポイントを検索する。「D25H-XXXXXX」のようなアクセスポイントが見つかったら、WEPキーを入力すれば接続完了だ。パソコンやゲーム機でインターネットを利用できる。WEPキーがプリントされたシールは同梱されているので、なくさないようにすること。
旧型のニンテンドーDSのように、ゲーム機のセキュリティーがWEPにしか対応していないなら仕方ないが、WPA/WPA2に対応している機器で利用するなら、暗号方式の設定は変更しておきたい。WPA/WPA2はWEPよりも強力な暗号を採用しており、安心できる。
ただし、どれかひとつの方式しか選べないので、1台でもWEPを使いたいなら、パソコンなどのほかの機器もWEPでつなぐ必要がある。WEPは脆弱性も指摘されているので、接続するパソコンにはセキュリティーソフトをインストールしたり、最新の状態にアップデートしておくなど、しっかり防御を固めておきたい。
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