iPod touchをiPhoneライクに利用できる
モバイルルーターがあれば、無線LANしか持たないiPod touchを、iPhoneのように使うこともできる。モバイルルーターをバッグに入れたまま、iPod touchでネットやメールができるのだ。さらに、マイク付きのヘッドフォンと無料のネット電話アプリ「Skype」を利用すれば、電話をかけることも可能だ。ただし、iPod touchのBluetoothはハンズフリープロファイルに対応していないので、ワイヤレスのヘッドセットは今のところ使えない。
お詫びと訂正:掲載当初、iPod TouchのBluetooth対応に関して誤りがございました。ここに訂正するとともに、お詫びいたします。(2010年4月26日)
iPhoneは単体で3G通信が可能だが、モバイルルーター経由で無線LAN接続すれば通信回線の制限を受けないので、iTunes Storeが利用できたり、App Storeから20MB以上のサイズのアプリケーションをダウンロードできるというメリットがある。無線LAN通信をメインに使えば、パケット通信を抑えることも可能だ。
ただし、iPhoneはユーザーが意識しない状態でもパケット通信をするので、あっという間に上限に達してしまう。しかし、裏技的な設定変更をすると3G通信を切れるので、パケット料金は最低限にできる。MMSが使えなくなるものの、音声通話やSMSは利用できるので、モバイルルーターとiPhoneを両方持っているユーザーは検討する価値はある。
モバイルルーターの月額利用料金は
最大4480円~5980円
Pocket WiFiの価格は3万9580円で、2年間の長期契約割引を適用すると値引きが受けられる。プランによっては端末代金がゼロになるだけでなく、同時に購入するパソコンが割り引かれることもある。例えば、「新にねん」契約の場合は月額1980円~5480円で、パケット単価は0.0105円、無料通信分は980円となる。ただしモバイルルーターを持つなら、常に最大まで使うことが多いと考えていいだろう。
AtermWM3300Rの価格は1万9800円で、WiMAX接続を提供する「UQ WiMAX」やWiMAXサービスを提供するインターネットプロバイダーと契約する。UQ WiMAXの場合、料金プランは従量制の「UQ Step」が月額380円~4980円、使い放題の「UQ Flat」が月額4480円、1日利用の「UQ 1day」が24時間で600円となる。
予算が厳しいならほかの通信コストを抑えて、モバイルルーターに回すことを検討してみよう。例えば、ケータイやスマートフォンのネット接続をすべてモバイルルーター接続にして、パケット使い放題プランを解約すると、3000円ほど浮く。自宅のネット回線も解約できれば、2000~5000円の節約になる。上級者向けにはなるが、iPhoneの3G回線を無効にできるなら、パケット料金が最低になり3000~5000円も安くなる。
モバイルルーターとノートパソコンを持っていれば、外出先で慌ててネットカフェに飛び込んだりする必要もない。現在の運用方法を見直せば、モバイルルーターの端末代金と月額料金をカバーできるかもしれない。
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