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Google、中国の検索検閲撤廃、香港経由で継続

2010年03月23日 07時18分更新

記事提供:SEMリサーチ

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米Googleは2010年3月22日、中国国内の検索サイト google.cn におけるウェブ検索などの自主検閲の撤廃を発表した。

今後、香港でホストするサーバ(google.com.hk)経由で検閲のない検索サービスを提供する。中国本土のユーザは google.cn にアクセスすると google.com.hk にリダイレクトされ、中国語(簡体字)が利用可能で、香港ユーザも継続して中国語(繁体字)の検閲無しの各種サービスを利用できる。Googleによると、今回の検索システムの移行作業が完了するまでの間、一時的に同社の各種サービスが利用できない場合があるとしている。

Googleは中国政府と交渉を重ねてきたが、中国側は検索の自主検閲は交渉の余地が一切ない法的要求であることを明確に主張し、交渉は決裂。Google 最高法務責任者・David Drummond氏は同社の公式ブログの中で、香港経由による検閲無しの検索サービス展開は合法であり、中国政府が同社の決断を尊重することを願うと述べたが、サービスが妨害される可能性があるという。

中国本土の研究開発拠点や広告営業部隊などは引き続き維持される。


Google Hong Kong
http://www.google.com.hk/

A new approach to China: an update
http://googleblog.blogspot.com/2010/03/new-approach-to-china-update.html

China service availability
http://www.google.com/prc/report.html#hl=ja

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