Xperiaをさらに使いこなすためのアプリ
カメラ・画像ツール編
続いて紹介するのは、Xperiaのカメラ機能を使って、単純に写真を撮るだけではないおもしろい操作をしたり、撮った写真を加工するのに便利なアプリだ。
トイカメラ風など、おもしろいエフェクト付き写真が撮れる
FxCamera 0.5.5
作者:ymst
Xperiaのカメラは8.1メガオートフォーカスカメラで非常に高性能である。もちろん標準のカメラ機能で大変キレイな写真が撮影できるが、さらに「FxCamera」を使うとひと味違った楽しみ方ができる。
最初に使用するエフェクトを選択してから撮影を行なう |
これは「Fisheye」(魚眼)で撮影した写真だ |
FxCameraは、撮影した写真にさまざまなエフェクトをかけられるアプリである。本来は特殊レンズがないと写せないような写真を、簡単な操作で作れてしまう。
撮影したあとに写真を加工するのではなく、初めにエフェクトを選んでから撮影するという流れがわかりやすい。まるで本物のレンズを交換してから撮影するかのようでもあり、Xperiaで写真を撮るのが楽しくなる。
実際に選択可能なエフェクトは全部で6種類。ToyCam(トイカメラ)、Polandroid(ポラ“ド”ロイド)、Fisheye(魚眼)、Warhol(アンディ・ウォーホル風に)、SymmetriCam(シンメトリカム)、Normal(ノーマル)がある。中でもトイカメラは、色合いやピンホールのぼかし加減をランダムに設定することが可能。実際に撮ってみるまで、どんな写真が撮れるかわからない偶然性にワクワクする。
撮影した写真はあとでギャラリー機能で見ることができる |
撮った写真の画像から、さまざまな情報を検索する
Google Goggles 1.0.1
作者:Google Inc.
Googleが実験的に始めたサービスをいち早く楽しめるのも、Googleが提供するAndroid OSを搭載するXperiaならではだろう。このGoogle Gogglesでは、テキストで検索キーワードを入力する代わりに、撮影した写真を手がかりにGoogle上で検索をしてくれる。
もっともシンプルな使い方としては、書籍や雑誌のバーコードを撮影するというものがある。その出版物の情報を検索できる |
具体的には撮った写真を元に、そこに含まれるテキストやバーコードを分析するなどして、写真に写っている物が何かを検索してくれるというものだ。解析可能なのはランドマークやお店のほか、本やDVDなど。実際に試してみたところ、手元にあった書籍やDVDはほぼ1回で正確に認識された。
またXperiaのGPS機能を使って、今いる場所の近くのお店やランドマークなどの名前を、カメラ越しの映像に被せて表示してくれるのも便利。ディスプレイの中に浮かぶお店の名前をタップするだけで行き方を調べたり、お店のホームページを表示したりできる。出張先など、初めて訪れた場所で重宝しそうだ。
Google Gogglesで対応している被写体としては、たとえば観光地のランドマークや美術品、お店などもある。製品のロゴを撮影した場合も右の画面のように、それに関連した情報が検索できる |
端末内で写真にトリミングなどの補正が施せる
Photoshop.com Mobile 1.1.0
作者:Adobe Systems
Photoshop.com Mobile |
Xperiaで撮った写真をトリミングしたり、色合いを変更するなどして、さらに完成度の高い画像にしてくれるのが「Photoshop.com Mobile」である。Photoshop.com Mobileが優れているのはレタッチ作業がすべてタッチ操作に最適化されていて、とても快適な点だ。
たとえば明るさやコントラストの数値は画面を上下左右になぞるだけで簡単に変更できるし、写真の微妙な傾きも、ドラッグ操作で思いどおりに補正できる。大きなディスプレイを搭載するXperiaは、こうした操作がよりいっそうしやすくなっている。
編集後の写真はローカルに保存するだけでなく、アプリの提供者でもあるAdobe Systemsが運営する「Photoshop.com」(http://www.photoshop.com/)というオンラインアルバム機能に、ワンタッチでアップロードすることも可能。さらにあらかじめ設定をしておけば、撮影のたびにソフトを起動しなくても、写真を自動でアップロードできる。
Xperia内で簡単な画像処理が行なえる。切り抜きや回転といった処理だけでなく、モノクロ化したり、エフェクトをかけることも可能。また作成した画像をPhotoshop.comが提供する画像共有サービスにアップロードする機能もある |